欧州スマートフォン市場でiPhoneのシェアが18%に増加


 米comScoreは、欧州におけるスマートフォン市場のプラットフォーム・シェアの調査結果を明らかにした。日米同様にiPhoneの急速な拡大が明らかになっている。

 同社では、イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリアの5カ国の合計を対象に、2010年4月までの3カ月間の平均値としてスマートフォンのOS別シェアを調査した。それによれば、スマートフォンのプラットフォームで1位を占めるのはSymbian(58%)、2位がApple(18%)、3位がMicrosoft(13%)、4位がRIM(8%)、5位がGoogle(3%)となった。北米と比べて、RIM(BlackBerry)の代わりにSymbianが大きなシェアを獲得している格好で、その次に、好調なAppleのiPhoneが続いている。

 一方、ブラウザやアプリ、ダウンロードの利用といったモバイルメディア使用率でみると、Apple(iPhone)、Google(Android)、RIM(BlackBerry)、Microsoft(Windows phone)、Symbianという順番になり、iPhoneやAndroid、BlackBerryで積極手にモバイルメディアが利用されている結果となった。

 調査ではこのほか、1年前と比較した成長率も示しており、Googleが2429%、Appleが161%、RIMが87%、Symbianが18%、Microsoftが8%という結果も明らかにしている。スマートフォン全体では38%の伸びとなった。

 

(太田 亮三)

2010/6/25 16:28