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Mozilla、Android版「Firefox」やiPhone向け同期アプリ披露


 Mozilla Japanは、現在開発中のAndroid端末向けブラウザアプリ「Firefox」(コードネーム:Fennec)を公開した。

 Mozillaでは、スマートフォンなどモバイル機器向けのブラウザを「Fennec」のコードネームで開発している。Fennecのブラウザは、ノキア製スマートフォン「N900」などで採用するプラットフォーム「Maemo」向けに、Version 1.0〜1.1が既に供給されており、2010年末〜2011年を目途にVersion 2.0が提供される予定。同社はこのタイミングで、Maemo版とともにAndroid向けも用意する予定となっている。

 Fennecには、「Browsing without borders」というキャッチコピーがつけられている。これは、パソコン版のFirefoxと同じレンダリングエンジン「Gecko」を搭載しているため。モバイル向けのブラウザでは、パソコン版とは異なるエンジンを用意する場合がある。Fennec 1.0/1.1では、パソコン版のFirefox 3.6で採用されているエンジンと同じ「Gecko 1.9.2」が搭載されている。Android版では、Firefox 4.0で採用される「Gecko 2.0」が搭載される予定。

 また、アプリはタッチデバイスに最適化されたユーザーインターフェイスとなり、ロケーションバーに検索機能が統合され、パソコン版と同様にタブ型ブラウザアプリとなる。また、パソコン版のFirefoxなどと同様にアドオンでさまざまな機能追加が可能となる。アドオンは、スマートフォン向けにユーザーインターフェイスの調整が必要だが、仕組みとしてはパソコン版と同様のものとなっている。このほか、傾き検出機能などモバイル機器の仕様に合わせて縦横画面の自動切替などもサポートする。

 対応する端末はAndroid 2.1以降となるため、現在国内販売されているモデルではHTC Desireがこれに該当する。なお、今回公開されたアプリはα版以前のモデルとなったが、タブの切替などスムーズな動作が行えた。なお、現在は開発中となるため、アプリ容量が25MB程度と一般的なAndroidアプリよりも大きなサイズとなっていた。




 また、パソコン版とモバイル版を結びつける同期アドオンも「Firefox Sync」も提供される。このアドオンはこれまで「Weave Sync」の名称でβ提供されてきたもので、Firefoxの設定やブックマーク、閲覧履歴などが同期できる機能となる。Web上にユーザーデータを保管しておくことで、パソコンやモバイルを意識することのないブラウジング環境が提供される。なお、同期用のサーバーはユーザーが構築することも可能だ。

 このほか、開発中のiPhoneアプリ「Firefox Home」も披露された。

 Firefox Homeは、Firefox Syncの機能をiPhoneから利用できるようにする同期アプリ。パソコン版Firefoxのブックマークや閲覧履歴をiPhoneで確認可能で、ブラウジング自体はプリセットのSafariブラウザを利用する。担当者によると、今週か来週にもアップルにアプリ申請をする予定という。問題なく進めば7月中にも公開される予定。



 



(津田 啓夢)

2010/6/30 16:55