米マイクロソフト、「KIN」報道にコメント


KIN ONE(右)とKIN TWO(左)

 米マイクロソフトは、端末プラットフォームにWindows Phoneを採用したスマートフォン「KIN」についてコメントを発表した。

 KINは、端末プラットフォームにWindows Phoneを採用したシャープ製のスマートフォン。Windows Phone 7およびWindows Mobile6.5シリーズとは異なり、KINシリーズ独自の味付けがなされている。米国においては米Verizon Wirelessを通じて5月より発売されており、今秋にはVodafoneグループを通じて欧州でも販売される予定となっていた。

 今回米国の複数のメディアにおいて、KINの開発や販売が打ち切られるなど報じられた。これを受けてマイクロソフトでは、「Windows Phone 7に開発リソースを集中する。KINの開発チームはWindows Phone 7に統合され、KINで得られたものを今後に活かしていく」とコメント。KINシリーズの開発チームは事実上吸収統合される形で、KINの開発は中止、欧州での販売も中止される意向が示された。なお、米国での販売は継続される方針だ。

 シャープでは、一連の報道を受けて「現在状況を確認中」としている。

 



(津田 啓夢)

2010/7/1 19:31