KDDI・ソフトバンク・韓SKがアジアのNFC展開で協調、覚書締結


 KDDI、ソフトバンクモバイル、韓国の携帯電話事業者であるSK Telecomは、NFCを活用した決済やクーポンといったサービスとそれらを実現する設備の相互利用の可能性を検討する覚書を締結した。

 携帯電話に搭載された非接触ICを使ったサービスは、日韓両国でサービス展開されているが、その技術方式は異なっている。KDDI、ソフトバンクモバイル、SK Telecomの3社はNFCを活用することで日韓両国で利用できる非接触ICサービスを展開していきたい考え。NFCは、Near Field Communicationの省略形で、国際標準の近接無線通信方式とされている。タイプA、タイプB、FeliCaの各方式に対応する。

 今回の覚書では、両国で利用可能なサービスと、その設備の相互利用について検討していこうというもの。クレジット決済やクーポン、会員証、ポスターからの情報取得などの非接触ICサービスの実現性が検討される。

 3社は今後、早期の商用化を目指して検討を推進し、アジアを中心に非接触ICの利用拡大を図っていく。

 



(津田 啓夢)

2010/7/15 18:29