デジジャパンがMVNO事業、日本通信がMVNEとして支援


 デジジャパンは、NTTドコモのFOMA網を借り受けて、法人向け移動体通信事業に参入すると発表した。いわゆるMVNO(仮想移動体通信事業者)でのサービス提供となる。

 デジジャパンは、POSや電子はかりなどを手がける寺岡精工の子会社で、IT事業を展開している。MVNO事業へ参入することで、グループによる業務向け端末と、SaaSアプリケーション、通信サービスを組み合わせた法人向けソリューションを提供していく。サービスの一例として、クリーニング店での事例が紹介されており、店舗に設定されたPOSデータからサーバーへ売上データを送信したり、クリーニング工場間での情報共有をしたりするという。これまでは固定回線を店舗ごとに契約する必要があったが、今回のサービスではPOS端末と3Gデータ通信端末、通信サービスをセットで提供できる。全国150カ所の拠点をもとに、クリーニング店向けソリューションを展開できるとしている。

 日本通信では、MVNE(MVNOを支援する仮想移動体サービス事業者)として回線調達や運用・保守サービスを提供する。

 



(関口 聖)

2010/8/4 13:52