ソフトバンク宮内氏、ウィルコム事業家管財人に


 ソフトバンクとウィルコムは、ウィルコムの再生支援に向けて、同社取締役でソフトバンクモバイル代表取締役副社長兼COOの宮内謙氏を事業家管財人として派遣すると発表した。

 両社では2日、ウィルコムが進める会社更生手続きにともなうスポンサー契約を締結。ウィルコムの再生をソフトバンクが支援する形での契約となっており、ソフトバンク側から事業家管財人が派遣されることになっていた。今回、宮内氏が事業家管財人としてウィルコムへ派遣されることになった。

 あわせてソフトバンクモバイル幹部から管財人代理も選出されており、取締役専務執行役員 兼 CTOの宮川潤一氏、執行役員経営企画本部長の田中錬氏、財務経理本部長の内藤隆志氏がその任に就く。

 ウィルコムの経営は、現在、法律管財人と事業管財人が切り盛りする格好で、事業管財人として新たにソフトバンクから派遣された4名が加わることになる。ウィルコムによれば、8月5日付けでソフトバンク側の管財人が就任したとのことで、具体的な時期は未定ながら、これまでの事業管財人とバトンタッチするものと見られる。

 



(関口 聖)

2010/8/5 16:12