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iPhone/iPad版データベースアプリ「FileMaker Go」


ファイルメーカーの日隈氏

 ファイルメーカーは、パソコン向けデータベースソフト「FileMaker」のiPhoneアプリ「FileMaker Go for iPhone」、およびiPadアプリ「FileMaker Go for iPad」を7月に公開した。8月5日、iPhone版とiPad版の説明会が行われた。

 ファイルメーカーは、データベースソフトを提供するアップル100%出資子会社。7月よりiPhone版とiPad版のアプリを公開している。なお、アプリは英語版となり、一部日本語表示が可能。日本語版の提供など将来についてはコメントしない方針とのこと。iPhone版はiOS 4.0に対応する。

 「FileMaker Go」は、FileMaker Pro 7以降で作成したデータベースの多くをiPhoneやiPadで閲覧できるアプリ。ファイルメーカーのシステムエンジニアである日隈雅也氏は、「デスクトップ版で作成したほぼ全てがGoで利用できる」とアピールしており、フォーム形式やリスト形式、表形式でのレイアウト表示や、データの新規追加や削除、変更、データ検索なども行える。

 iPhone版、iPad版のいずれも各ディスプレイサイズに最適化されており、縦画面/横画面表示に対応する。ピンチやスワイプ、タップといったiPhone/iPadならではの操作にも対応する。データベースにはリモートアクセスが可能なほか、同期機能はないもののiTunesやメールを経由してデータベースを端末側にコピーできる。

 用途としては、在庫データ管理や簡単なプレゼンテーション、教育や医療現場での利用が見込まれているという。アプリの価格は、iPhone版が2300円で、iPad版が4600円となる。iPhone版とiPad版に機能差がほぼないため、画面サイズの違いが価格に反映されている形だ。

 また、法人利用が想定されるアプリではあるが、アプリはApp Storeを介して1つ1つダウンロードしなければならない。App Storeには大量導入の場合にアプリを一括配信したり、納入規模に応じて割引したりといった仕組みは用意されていない。日隈氏は記者の質問に答える形で「ご指摘の通りだが、ファイルメーカー側がコントロールできない部分」と説明している。

 このほか、今後日本語版が登場した場合における、既存の英語版ユーザーの処遇については回答を避けた。日本語版については開発・提供の予定も含めて回答できないとの立場をとっているためだ。ただし、ローカライズの要望は多数得ているという。


 

(津田 啓夢)

2010/8/5 16:21