IS01とSH-10BでVPN機能を利用する方法
「5 VPN」の起動画面 |
「Connect」ボタンを押すと、隠されていたVPN設定メニューが現れる |
シャープが開発したAndroid端末「IS01」と「LYNX SH-10B」では、設定メニューからVPN(Virtual Private Network)関連の機能が呼び出せないようになっているが、これを呼び出して両機種でVPN機能を使えるようにする方法がある。Androidマーケットで配布されている無償アプリ「5 VPN」を活用するというものだ。
そもそもAndroid OSでは、バージョン1.6からVPNがサポートされており、これまで国内で販売されてきたHT-03A、XperiaといったAndroid端末ではVPN機能が利用できていた。ところが、IS01とSH-10Bでは、なぜか設定メニューからVPN関連の機能が削られ、この機能が利用できない形になっていた。
しかし、実際にはIS01とSH-10BにもVPN機能自体は残されており、メニュー上、見えなくなっているだけなのだ。つまり、「5 VPN」というアプリを利用することで、見えない機能を呼び出せる、というわけだ。
「5 VPN」というアプリは、VPN接続しようとするたびに毎回求められる接続パスワードの入力をクリップボードを使って簡略化し、5ステップで簡単にVPN接続できるようにする、という内容のものだ。ちなみに、この手順が1ステップに短縮される「1 VPN」という有料アプリもある。
隠された機能を呼び出すため、当然、動作保証の範囲外ということになるが、VPNを使って会社や自宅のネットワークに接続したい、といった場合には有効な手段といえるだろう。編集部で試してみた限りでは、他のAndroid端末同様、とくに問題なくVPN機能を利用できている。
5インチ、960×480ドットの高精細ディスプレイとフルキーボードを搭載している両機種なので、RDPやVNCを組み合わせて活用し、会社や自宅のPCにセキュアにリモートアクセスする、といった使い方もできるだろう。
VPN接続パスワードの入力画面 | パスワード入力欄を長押しすることでクリップボードからパスワードをコピーできる |
2010/8/19 19:26