米マイクロソフト、Windows Phone 7 RTM版をメーカーに出荷開始


 米マイクロソフトは、スマートフォン向けの次期ソフトウェアプラットフォーム「Windows Phone 7」の製造工程版(RTM、Release To Manufacturing)の提供を開始した。Windows Phoneに関する情報を提供する同社公式ブログで明らかにされたもので、パートナー企業へ提供される。

 Windows Phone 7は、今年2月に発表されたスマートフォン向けソフトウェアプラットフォーム。海外では年末(ホリデーシーズン)に向け、搭載製品が登場する方針が示されているが、今回、端末製造に用いられるRTM版の出荷が明らかにされた。なお、日本での搭載製品の発売時期は未定。

 公式ブログでは、日々1万台のデバイスでさまざまなテストを行ったことや、開発途上のバージョンでさまざまなフィードバックを得たことに触れられ、RTM版で導入した改良点として、ユーザー同士を繋ぐ機能「People Hub」におけるFacebook関連機能で、「like」(好意的に評価したことを示す投票機能)という投稿を手軽にできるようにしたほか、ユーザーが知りたい友人のみコンタクトリストで通知するといった機能を追加したという。

 LG、Samsung、HTC、hp、DELL、ソニー・エリクソン、東芝などがWindows Phone 7の端末関連パートナーとなっており、これらの企業にRTM版が提供されたと見られる。

 



(関口 聖)

2010/9/2 16:23