ミルモら5社、Android向け音楽/動画配信基盤を構築


 ミルモは、米マイクロソフト、電通、インターネットイニシアティブ(IIJ)、米パケットビデオと協力し、Windows Media DRMに対応する音楽・動画配信プラットフォームを構築し、2010年末より複数のコンテンツプロバイダーと連携する形で提供する。これに先立ちミルモは、Android向けの音楽・動画アプリ「millmo Media Player」を9月3日より提供する。アプリのダウンロードは無料。

 ミルモ、電通、マイクロソフト、IIJ、パケットビデオの5社は、コンテンツプロバイダーが著作権侵害を防ぎながら、Android端末で音楽や動画を配信できるプラットフォームを構築する。また、マイクロソフトのWindows Media DRMの最新バージョンとなる「PlayReady」に対応したコンテンツを配信するため、配信プラットフォームの構築を進めていく。

 この中でミルモは、「millmo Media Player」の開発および、プラットフォームの仕様化を担当。マイクロソフトがDRM技術とランセンスを提供し、パケットビデオが「millmo Media Player」の開発(2010年末提供以降、ミルモと共同開発)、および端末メーカーに配信ソリューションを供給する。電通は権利者間の収入分売などの処理基盤を提供するほか、IIJは、Windows Media DRMのライセンスを管理する配信サーバーを構築・運用する。

 ミルモでは、NTTドコモのシャープ製スマートブック「LYNX SH-10B」にプリセットされているウィジェット「millmo for SH widget」を利用して、「millmo Media Player for SH」をダウンロード提供する。

 Androidアプリは、LYNX SH-10BやIS01のほか、HT-03A、Xperia、Desire X06HT、Nexus Oneなどに対応する。対応音楽データ形式はMP3/WMA/AAC、動画データ形式はWMV/MPEG-4。現状のアプリは、リッピングした音楽CDなどパソコンに保存された楽曲をAndroid端末に転送できるというもの。

 

(津田 啓夢)

2010/9/3 12:39