ガンプラケータイ発売記念イベント、古谷徹と小倉優子が登場


 ソフトバンクモバイルは、“ガンプラケータイ”として9月10日に発売する「945SH G Ver.GP30th」の発売記念イベントを開催した。会場にはアムロ・レイ役の声優、古谷徹のほか、タレントの小倉優子、ソフトバンクの担当者が登壇し、「945SH G」の魅力を語った。

 アニメ「機動戦士ガンダム」の世界観をテーマにした携帯電話としては、2007年にソフトバンクから「913SH G」が“シャア専用ケータイ”として発売されている。今回発売される945SH Gは、ガンダムのプラモデル(ガンプラ)が30周年を迎えたことを記念した“ガンプラケータイ”がテーマで、一般的なガンプラとは異なる構造を採用した「RX-78-2 ガンダム」のプラモデルキットを同梱。カタパルトをイメージした充電台や、携帯電話のボディの特別な外装、携帯をプラモデルのようにカスタマイズできるデカールや電池カバー、オリジナルコンテンツの搭載などが特徴になっている。

945SH G。下にあるのは同梱のプラモデルキットプラモデルは充電台に設置でき、自由なポージングか可能
会場となった秋葉原にあるビルの入り口には特大サイズの「945SH G」も

 

古谷徹、小倉優子がガンダム、ガンプラを語る

 9日に都内で記者向けに開催された記念イベントでは、プレゼンターとして、地球連邦軍の制服に身を包んだ小倉優子が登壇。同じく連邦の制服を着用し、まさにアムロ・レイとして登場した声優の古谷徹に、小倉優子から945SH Gが贈呈された。

 古谷徹は、携帯電話とは思えない945SH Gの大きなパッケージに驚きつつも、携帯電話本体と一緒に入っているプラモデルに興味津々の様子。同梱のプラモデルは「メタルインフレーム」と呼ばれる重量のある骨格構造に外装を取り付けていく構成で、開発段階で初めて手にした時には「こいつ、重いぞ!」と唸ったという。

小倉優子から945SH Gを贈呈される古谷徹
重量のあるメタルインフレームを手に「こいつ、重いぞ!」というセリフも

 

ソフトバンクモバイル プロダクト・サービス本部の浦元芳浩氏

 トークショーではソフトバンクモバイル プロダクト・サービス本部の浦元芳浩氏から開発の経緯なども語られた。浦元氏によれば、前モデルが「シャア専用」として発売されたことから、今回はさまざまなテーマの中から30周年を迎えるガンプラをテーマに選択したという。携帯の外装はガンプラをイメージしたマットな質感にしつつ、パールを入れて豪華な仕上げにしたり、開いた状態ではガンダムのコクピットをイメージしたデザインにしたりといった、細部へのこだわりも説明された。テンキーにオレンジ色の文字やボタンが採用されているのは、コックピットの計器類をイメージしたという。また、ワンセグのアンテナはビームサーベルの持ち手、カメラ周りはビームライフルのサイトがモチーフになっている。

 古谷徹は、先にシャア専用ケータイが発売されていたことが悔しい様子で、「ザクは頭部だけだった。携帯がモノアイになって収納できるのはよかった。今回はガンプラとしてガンダム全体が同梱される。作ってポーズをとらせて遊べる」とし、「ニュータイプは通じ合えるから携帯はいらないけど、モビルスーツは必要」とガンプラケータイの優位性のアピールに余念がなかった。また、浦元氏からの解説を受けて、「スタッフがガンダムを好きだというのが嬉しいですね。持っているだけで、ガンダムが身近にいる感じです」とコメント。小倉優子は「女の子から見ても素敵だなと思います」とコメントした。

 搭載コンテンツの紹介では、古谷徹が「アムロ、行きまーす!」とその場で名セリフを披露すると、小倉優子からも「優子、いきまーす!」とレアな(?)セリフも飛び出した。搭載コンテンツには、劇中に登場した名セリフのほか、古谷徹からも提案したという「電話ですよ」「メールですよ」といった(若いアムロのような反抗的なニュアンスの)セリフが搭載されていることも明らかにされた。

 古谷徹は最後にアピールとして、「シャアをはるかに凌駕している。ファンにも自信を持ってお勧めできる内容で、ぜひ愛用して欲しい」とコメント。小倉優子は「昔、ガンダムが好きな男の子を好きになったことがあり、それで私もガンダムを見ました」と、古谷徹も「え!? そうなの?」と驚くエピソードを披露。「ガンダムが好きな男の子は多いと思うので、本来の使いかたとは違うかもしれないけど、女の子が持っていたら、いい出会いのきっかけになるかも」と、恋とガンダムというユニークな切り口でアピールした。

(C) 創通・サンライズ

 



(太田 亮三)

2010/9/9 15:12