ノキア社長が交代、新社長はマイクロソフト出身のエロップ氏


新社長兼CEOとなるエロップ氏

 フィンランドのノキアは、9月21日付けで、社長兼CEOのオリペッカ・カラスブオ(Olli-Pekka Kallasvuo)氏が退任し、現マイクロソフト ビジネス部門(Business Division)のステファン・エロップ(Stephen Elop)氏が就任すると発表した。

 新社長兼CEOのエロップ氏は、カナダ出身で、マックマスター大学でコンピューターエンジニアリングと経営学を学び、マクロメディアやアドビ、ジュニパーネットワークスなどを経て現職。9月21日からはノキアのトップとして活動することになる。ノキア会長のヨルマ・オリラ(Jorma Ollila)氏は「今まさに組織の刷新を加速させる時であり、これまでとは異なる能力と強さを持つ人材がノキアの成功に必要だ。取締役会は、ステファンがノキアの潜在力を全て引き出すと信じている」とコメントしている。

 2006年6月よりノキア社長兼CEOを務めてきたカラスブオ氏は、9月20日をもって社長の座を降りるが、ノキアシーメンスネットワークスの経営陣には、社外取締役として残る。

 

(関口 聖)

2010/9/10 17:27