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シャープ製「IS01」「LYNX SH-10B」に不具合、販売見合わせ


 KDDIと沖縄セルラーは、シャープ製Android端末「IS01」のIS NETメールアプリ関連で不具合があるとして、新規販売を一時停止した。また、NTTドコモは同じくシャープ製Android端末「LYNX SH-10B」のシャープ製メールアプリ関連で不具合があるとして、18日の販売再開を延期する。

IS01の事象

IS01

 今回発生する事象は、「IS01」のメールアプリで、「 @ezweb.ne.jp 」やCメール、PCメールを送信しようとすると、宛先のアドレス帳データに「,」(半角のカンマ)が含まれていると、メールが正しく送信できないことがあるというもの。

 同社では9月13日にユーザーからの申告を受け、調査を開始。9月16日に不具合を確認した。17日14時20分から「IS NET」でEメールを利用できるようにするアップデートの配信を停止。同日19時30分から「IS NET」のEメール( @ezweb.ne.jp )の送受信を停止した。IS NETコースの利用料(月額315円)は、サービス再開まで日割りで減免されるが、再開時期は未定となっている。また17日からは「IS01」の新規販売を停止している。

 原因はシャープ製メールアプリの不具合。アドレス帳データの“名前”欄に「田中,一郎」と、半角のカンマを含む相手へメールを送信しようとしたとき、別のアドレス帳の名前データに「田中」と記されたデータがあると、「田中」のほうへメールが送信されてしまう。さらに「一郎」という名前のデータがあると、そちらにもメールが送信され、当初送ろうとした「田中,一郎」には送信されない。

 IS01の稼働台数は約5万台だが、そのうち対象となるのは「IS NET」のユーザーとなる。事象が発生していた可能性があるのは、IS NETのメールが利用できるようになった8月24日以降。不具合が解消されるまで、既存ユーザーは「IS NET」によるメール送信ができなくなる(Gmailなどは利用可能)。auでは、シャープ製メールアプリでのメール送信を控え、アドレス帳データからカンマを利用しない、あるいはカンマが含まれるアドレス帳データへのメール返信を控えるよう案内している。

LYNX SH-10B

LYNX SH-10B

 ほぼ同様の仕様を備えるドコモの「LYNX SH-10B」は、別の不具合の発覚を受け、9月9日に販売を一時停止。週明けの13日にはソフトウェア更新が提供され、18日からの販売再開も案内されていたが、「IS01」で発生する事象と類似の不具合が確認され、販売再開は延期となった。なお、今回明らかになった不具合の対象台数は約7000台。

 事象が発生するのは「LYNX SH-10B」にプリセットされているシャープ製メールアプリ。確認された事象は、アドレス帳データの「docomo,ichiro」というカンマ(,)を含む登録名があった場合、メールが送信されないというもの。また、アドレス帳内に「docomo」「ichiro」と両方の登録名が別途存在する場合、「docomo」さんと「ichiro」さんの2名へメールが誤って送信される。どちらか一方しかない場合、両方登録されていない場合は送信されない。

 9月下旬に事象を改善するソフトウェアが提供される予定とのことで、販売再開時期は別途案内される。既存ユーザーに対して、ドコモではアドレス帳内のデータからカンマを削除するなどの対応をとるよう案内している。

 



(関口 聖)

2010/9/17 20:21