au、12月に「迷惑メールフィルター」機能を改良


 KDDIおよび沖縄セルラーは、au携帯電話の「迷惑メールフィルター」機能の拡張・改善を2010年12月に実施する。

 今回の機能拡張では、送信ドメイン認証技術「SPF(Sender Policy Framework)/Sender ID」の規制が強化される。すでに実施しているメール通信上のFromアドレス(Reverse-PathまたはEnvelope From)の認証に加え、ヘッダー上のアドレス(PRA:Purported Responsible Address)の認証機能が追加される。これにより、「Header-Fromアドレス」をなりすましたメールの受信を拒否できるようになる。

 また、迷惑メールフィルターの設定ページの使い勝手も向上させる。KDDI推奨の「迷惑メールフィルター」設定については、暗証番号入力不要で設定できるようにするほか、「指定拒否リスト」や「指定受信リスト」の登録件数を100件から200件に拡大。Eメールアドレスのみ指定可能だった「指定拒否リスト」を、ドメイン単位でも登録できるようにする。さらに、「HTMLメール規制」では、同機能を設定中でも携帯電話・PHSからのデコレーションメールを受信できるように改善が図られる。

(湯野 康隆)

2010/9/21 14:39