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ウィルコム、ソフトバンク網利用の通信サービス


 ウィルコムとウィルコム沖縄は、MVNO型のデータ通信サービス「WILLCOM CORE 3G」で、ソフトバンクモバイルのネットワークを借り受け、法人向けデータ通信プラン「3Gデータ定額ビジネス(S)」を10月1日より、スマートフォン用料金プラン「新ウィルコム定額プランGS」を10月8日より提供する。

 「WILLCOM CORE 3G」は、ウィルコムが提供するデータ通信サービス。これまでは、NTTドコモのネットワークを借り受けて提供されてきた。10月からは新たにソフトバンクモバイル網利用のサービスが用意される。通信速度やエリアは、ソフトバンクモバイルのエリアと同等。下り最大7.2Mbps、上り最大1.4Mbpsとなる。

 通信品質を確保するための対策も適用され、「3Gデータ定額ビジネス(S)」であれば当日を含む30日以内のデータ通信量が1000万パケット(約1.19GB)以上、「新ウィルコム定額プランGS」であれば当日を含む30日以内のデータ通信量が500万パケット(約610MB)以上となると、通信速度が制限される。ただし、PHSデータ通信は、品質確保対策の対象外となる。

 これまで提供されてきたドコモ網利用の3Gサービスについては、現在も店頭で取り扱われているものの、今後の新規契約は、基本的にソフトバンクモバイル網利用の新サービスを案内するとのこと。ドコモとは現在協議中とのことだが、既存のWILLCOM CORE 3Gユーザー向けサービスは、今後も継続して利用できる。

法人向けの「3Gデータ定額ビジネス(S)」

 「3Gデータ定額ビジネス(S)」は、5回線から申し込める法人向けサービス。料金は月額2580円(無料通信分2万1000円分、200万パケット)、データ通信料が0円〜3000円の段階制(1パケット0.0105円)となる。従って、支払いの上限額は、月額利用料とデータ通信料を合算した、5580円ということになる。

 契約期間は2年間で、解約時には、手数料9975円がかかる。ただしW-VALUE SELECT加入時は解約手数料がかからない。また、契約時には事務手数料3150円(2回線目以降は1回線あたり2100円)かかる。

 「3Gデータ定額ビジネス(S)」の提供にあわせ、同じく10月1日からは「接続制限サービス」が提供される。これは「3Gデータ定額ビジネス(S)」でアクセスできる先をコントロースするためのオプションサービス。ウィルコムでは、業務に関わりのないサイトへのアクセスを制限したり、ユーザーが用意したVPN経由でのイントラネット接続だけに制限したりすることでコスト削減やセキュリティ向上に繋げられるとしている。利用料は1IDあたり月額210円で、接続先登録作業料が1回あたり1万5750円。

新ウィルコム定額プランGS

 もう一方の「新ウィルコム定額プランGS」は、スマートフォン用の料金プランとして10月8日より提供される。こちらもソフトバンクモバイルのネットワークを利用するもので、月額利用料は1450円で、ウィルコム端末宛の通話料は無料(2時間45分以上で30秒21円課金、16時間以上の通話は切断あり)で、他社の携帯電話や固定電話あての通話料は30秒21円となる。データ通信料(Eメール/ウェブ利用料)は、PHS網利用時は無料だが、3G網利用時は1パケット0.105円、上限5250円となる。

 契約期間は1年間で、中途解約時には年間契約の解除手数料4200円(2年目以降は2100円)がかかる。契約時の手数料は3150円、同一契約・請求先で複数回線利用の場合、2回線目以降の手数料は1回線あたり2100円。契約から3年以内に解約や他のコースへ変更する場合は、「新ウィルコム定額プランGS」解除料として5775円かかる。

 あわせて、ソフトバンク網対応のスマートフォン「HYBRID W-ZERO3」も10月8日より発売される。全体的な仕様、価格は従来版と同じ。

体感速度向上サービス「MEGA PLUS」は終了

 このほかウィルコムとウィルコム沖縄は、PHSデータ通信の体感速度向上をはかるサービス「MEGA PLUS」を12月31日で終了する。通信プロトコルや画像データの最適化などにより、体感速度向上をはかるサービスとして2005年より提供されてきたが、ユーザー数の減少やサービス提供から歳月を経たことを理由に、終了することになった。既存ユーザーには、別途、他社の類似サービスを案内するとのこと。

 



(関口 聖)

2010/9/27 16:09