2010年8月の携帯・PHS出荷数、2カ月連続で前年越え


 電子情報技術産業協会(JEITA)は、2010年7月度の携帯電話・PHS出荷数を発表した。国内主要メーカーの出荷動向が示される同データによれば、2カ月連続で前年を超える結果となった。

 8月における携帯電話・PHSの総出荷数は、204万2000台となった。200万台をぎりぎり上回り、今年度ではもっとも低い水準ながら、前年比は106.2%で、2カ月連続でプラスを記録した。JEITAでは、2010年4月~8月の累計でも前年比107%(1405万1000台)と、わずかに回復傾向にあるとしながらも、前月のコメントと同じく、景気動向は不安定な状況で本格的な回復にはいたっておらず、今後も動向を注視する必要があるとしている。

 携帯電話の出荷数は、195万7000台。前年比104.7%で、こちらも2カ月連続でプラス。ワンセグ対応製品の出荷数は132万1000台で、前年比では98.4%となったほか、搭載率は67.5%となった。なお、ワンセグ対応製品の累計台数が8月で9040万300台で、9000万台を超えた。

 PHSの出荷数は、8万5000台。前年同月比は158.9%で、3カ月ぶりに前年比プラスとなった。

 



(関口 聖)

2010/10/12 15:11