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透明ボディで携帯の“内側”をデザインしたiida「X-RAY」


 KDDI、沖縄セルラーは、「iida」ブランドの携帯電話として、携帯電話の内側をデザインした「X-RAY」(エックスレイ)を発表した。11月中旬以降発売予定で、価格は4万円台前半になる見込み。

 「X-RAY」は、「透明なかたち」をデザインコンセプトに、携帯電話の内側の構造をデザインした折りたたみ型携帯電話。「X-ray」という言葉は、英語でレントゲン撮影などで知られる「X線(エックス線)」を意味している。端末の製造メーカーは富士通東芝モバイルコミュニケーションズとなる。

 デザイナーには、素材感や透明感を活かしたデザインで知られる吉岡徳仁氏を起用している。内部の構造が透けてみるスケルトンタイプだが、落ち着いた透明度を採用している。ターゲットは20〜30代の男女。

 端末ボディには、材料メーカーとガラス繊維メーカーが共同開発したクリア素材「タフロン ネオαシリーズ」を採用している。この新素材は、携帯電話などに一般的に使われているポリカーボネート樹脂に、ガラス繊維が混ぜ込まれている。ガラス繊維を混ぜ込んだ素材は従来からあるが、繊維を使うと強度は出るがクリア素材としてはにごってしまうという弱点があった。今回の新素材は、繊維の方向を一定にすることで透明性が高められており、強度も通常のポリカーボネートよりも高められているという。

 新素材を使った透明なボディ越しにプリント基板や集積回路といった携帯電話の内側の構造が見て取れる。プリント基板や集積回路といった電子部品の形や色、配置、基板上の文字フォントまでデザインされている。

 例えば、背面部にサブディプレイは、画面の隣に3つ並んだモジュールで動作させている。また、ヒンジ部付近に配したバイブレーション用のモジュールは、着信時などによく観ると、モジュールが動いているところが確認できる。背面パネル側の基板には、「QSD8650」「Snapdragon」といった文字が記載されており、これはデザイン上のもので、実際のチップは数字キー側ボディに搭載されている。バッテリー部のみ、電磁波を抑えるバリアシールが貼られている。

 通信方式は「WIN HIGH SPEED」としてCDMA 1xEV-DO マルチキャリアRev.Aがサポートされており、対応エリアでは下り最大9.2Mbps、上り最大5.5Mbpsの速度でパケット通信を行える。GPS機能や赤外線通信、Bluetoothもサポートする。また、グローバルパスポートGSM/CDMAに対応。

 メインディスプレイは約3.0インチ、フルワイドVGサイズのTFT液晶を搭載。サブディスプレイはX-RAYのために開発された7×102ドットマトリクスLEDを採用する。端末プラットフォームはKCP3.0となり、1GHzのクロック周波数を実現したSnapdragonを採用している。文字入力機能にはATOKを採用する。

 カメラ機能は、有効画素数約808万画素のCMOSセンサーを搭載。オートフォーカス機能や撮影ライトなどを搭載する。外部メモリは最大16GBのmicroSDHCカードに対応する。

 なお、端末メニューなどインターフェイスも吉岡徳仁氏のプロデュースによるもの。実際のインターフェイスは、デザインチームであるgroovisions(グルーヴィジョンズ)が手がけている。

 このほか主なサービスとして、LISMOやau Smart Sports、EZナビウォーク、EZ助手席ナビ、ワンセグ、おサイフケータイ、などに対応する。

 大きさは約110×49×15.7mmで、重さは約123g。ボディカラーはRED、BLACK、BLUE。連続通話時間は約210分、連続待受時間は約270時間。


 

(津田 啓夢)

2010/10/18 11:14