au、仕様変更で14機種のソフト更新


 KDDIは、auの携帯電話14機種において、ソフトウェア更新サービス「ケータイアップデート」の提供を開始した。対象となる機種は、K003、K005、A5525SA、W42SA、W41SH、W51SH、W52SH、W61SH、URBANO、W51S、W52S、W52S(カメラなしモデル)、W53S、W62S(カメラなしモデル)となる。

 今回のソフトウェア更新で解消される事象は、認証が必要なサイトへEZwebやPCサイトビューアー、EZアプリからまれに接続できなくなることがあるというもの。また、セキュリティ認証仕様の変更で2011年3月以降、EZアプリがダウンロードできなくなることがあるという事象も解消される。

 これらの事象は、「暗号の2010年問題」と呼ばれる動きの影響を受けたもの。「暗号の2010年問題」は、米国のNIST(アメリカ国立標準技術研究所)が示した指針により、さまざまなWebサーバーのSSL仕様が変更されることになったため、これまで利用されていた暗号技術の一部が利用できなくなるというもの。KDDIでは9月29日に、「暗号の2010年問題」へ対応するため101機種でソフト更新する方針を発表していたが、今回、そのうち14機種での更新が開始された。

 



(関口 聖)

2010/10/20 12:36