富士通、障害のある子供の生活・学習を支援するiアプリ


 富士通は、発達障害や知的障害のある特別な支援をようする子供と、その指導者や保護者らを対象に、生活や学習をサポートする特別支援携帯アプリを無料配信する。

 今回の特別支援携帯アプリは、富士通が開発し、2010年5月~9月にかけて香川大学と共同でその有効性について実証実験を重ねてきたもの。機能や操作性を改善し無償公開された。

 富士通によると、特別な支援が必要な子供たちは、時間の理解やコミュニケーションや見通し、字を書くことなどにおいて支援が必要になるという。今回、タイマーやイラスト付きのカード、筆順の3つのアプリを開発し、時間や伝えたいこと、スケジュール、漢字の筆順を視覚化した。障害の特性に配慮したカラーフィルターやバイブレーションなどを利用して子供たちの理解を助けていく。

 動作確認済みのモデルはNTTドコモの富士通製モデルのうち、F-08B、F-07B、F-06B、F-04B、F-03B、F-02B、F-01B、F-09A、F-08A、F-04A、F-03A、F-02A、F-01A
らくらくホン7(F-09B)、らくらくホン6(F-10A)、キッズケータイ(F-05A)となる。

 アプリはiモードの「ケータイ電話メーカー」→「@Fケータイ応援団」からダウンロードできる。

 

(津田 啓夢)

2010/10/29 12:50