ドコモ、「お便りフォトサービス」の技術を韓国KTに提供


 NTTドコモは、携帯電話で撮影した写真をデジタタルフォトフレームに表示するサービス「お便りフォトサービス」の技術を、韓国のキャリア、KT向けにライセンス提供したと発表した。また、対応端末の共同調達体制を整えることで、ドコモ側の端末調達コスト低減も図る。

 今回の取り組みは、ドコモとKTが2005年より推進している「事業・技術協力委員会」の成果のひとつ。ドコモは、独自に開発したサーバー側のソフトウェアをKTにライセンス提供し、韓国向けの追加開発についても技術サポートを提供した。加えて、日本向けに開発された対応端末(デジタルフォトフレーム)を一部変更し韓国向けとして展開できるよう端末メーカーに働きかけることで、ドコモとKTによる共同調達体制を確立している。共同調達により、今後はドコモが調達する際のコスト低減も見込まれる。

 KTは、韓国にて10月29日より「お便りフォトサービス」の技術を利用したサービスを提供している。ドコモでは今後、お便りフォトサービスの技術と運用ノウハウを各国へ展開し、新たな収入源を開拓するとしている。

 



(太田 亮三)

2010/11/1 17:31