3D液晶、QWERTYキー搭載のAndroid端末「GALAPAGOS 005SH」


「GALAPAGOS 005SH」 リリーホワイト

 「GALAPAGOS 005SH」は、シャープ製のAndroid 2.2搭載スマートフォン。機能的には、同時に発表された「003SH」とほぼ同等だが、QWERTYキーを搭載するほか、カメラのセンサー/画素数が異なる。2011年2月中旬以降に発売される予定。

 ソフトウェアプラットフォームは、Android 2.2となる。一見するとフルタッチ型だが、横向きにしてスライドするとQWERTYキーが利用できる。メールやブログ、SNS、Twitterといったサービスで、積極的に文字入力するユーザーに向けた端末という位置付けになる。ただし、4日の発表会ではモックアップでの展示となっていた。

 あわせて発表された「GALAPAGOS 003SH」は発売時期が異なるほか、カメラの画素数やQWERTYキー(005SHには搭載)の有無といった違いはある一方、機能面はほぼ同等となる。

 また、「GALAPAGOS」という愛称は、シャープが提供する予定の電子書籍端末およびサービスと同名だが、「GALAPAGOS 005SH」でそういったサービスが利用できるかどうか検討中とのこと。実際に利用するには、専用アプリが必要になる見込み。

 特徴の1つである3D液晶については、「003SH」と同様、画面上のボタンで2D/3D表示を切り替えられる。800万画素CMOSカメラは、レンズが1つながら、3D写真を撮影できる。また2Dで撮影した写真を3Dに変換することもできる。おサイフケータイ対応だが、利用できるアプリはまだ明らかにされていない。ワンセグ対応で赤外線通信(IrSS対応)も利用できる。

 シャープ製専用アプリにより、S!メールも利用でき、デコレメール(テンプレート含む)、絵文字、マイ絵文字を使ったメールが利用できる。「003SH」と同じ独自UI「TapFlow UI」を採用する。800万画素CMOSカメラでは、映像処理エンジン「ProPixエンジン」が利用でき、各種撮影機能や、720pのハイビジョン動画撮影もサポートする。Wi-FiやGPS、Bluetooth、HDMI、DLNAをサポートする。

 大きさ、重さは未定で、待受時間や連続通話時間は測定中。クアルコム製で、1GHz駆動の「Snapdragon」内蔵のチップセット「MSM8255」を採用する。内蔵メモリは512MB。ボディカラーはリリーホワイト、ブラック、ビビッドピンクの3色。

ブラックビビッドピンク

 



(関口 聖)

2010/11/4 13:10