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DC-HSDPA方式/HSPA+採用、下り最大42Mbpsの「ULTRA SPEED」


 ソフトバンクモバイルは、DC-HSDPAおよびHSPA+という通信方式を採用した高速データ通信サービス「ULTEA SPEED(ウルトラ スピード)」を2011年2月下旬以降に開始する。4日の発表会では、サービス開始時期はアナウンスされたものの、料金体系やエリアについては明らかにされていない。

 「ULTRA SPEED」は、下り最大42Mbpsで通信できるデータ通信サービス。これまで、ソフトバンクモバイルでは、3G(第3世代携帯電話)サービスでW-CDMA方式を採用し、その発展系であるHSDPA方式(サービス名:3Gハイスピード)を導入していたが、来年2月下旬以降、HSDPA方式の進化系である「HSPA+」と、HSDPAを高度化する「DC-HSDPA」を用いた「ULTRA SPEED」を提供することになった。HSPA+方式は通信速度をより高速化するもので、もう一方のDC-HSDPA方式は、基地局と端末が通信するとき、従来は1つだったところ、2つの搬送波を使って最大2倍の速度を実現するものとなる。HSPA+だけであれば、下り最大21Mbpsとなるが、DC-HSDPAで2つの搬送波を用いることで、その倍となる下り最大42Mbpsで通信できる。

 ソフトバンクモバイルでは、今後、既存基地局の改修などでサービスエリア拡充を進め、来年6月時点で、人口カバー率60%を目指す。東名阪や政令指定都市、県庁所在地など、人口密集地を中心にエリアを充実させる考えだが、サービス開始時のエリアについては明らかにされていない。

 対応機種として、法人向けUSB端末「004Z」、個人向けUSB端末「005HW」、モバイルWi-Fiルーター「007Z」の3機種が発表されているが、4日の発表会会場では「005HW」「007Z」の2機種は参考出品とされ、詳細がある程度はっきりしているのは「004Z」のみと案内されていた。「004Z」では、従来の3GネットワークとULTRA SPEEDエリアとのハンドオーバーが可能で、専用ユーティリティソフトでアクセスポイントへ接続して利用するとのことだが、こうした使い勝手が他の「ULTRA SPEED」対応機種と共通のものになるかどうか、現時点では未定とのこと。

 ソフトバンクモバイルでは、現在、イー・モバイルからネットワークを借り受けてデータ通信サービスを提供しているが、今回のULTRA SPEEDは、ソフトバンクモバイル自身が保有する設備で、1.5GHz帯を用いている。

 また、4日の発表会においてソフトバンクモバイル代表取締役社長の孫正義氏は「(イー・モバイルが利用する周波数帯の)1.7GHz帯に対応したモデルを検討している」とコメント。ブース担当者は、法人向け以外での検討と説明しており、イー・モバイルとの間で、ローミングや回線借受などの検討を進めていることを示唆した。

 



(関口 聖)

2010/11/4 18:54