電子書籍配信ストア「ソフトバンク ブックストア」開始


 ソフトバンクモバイルは、電子書籍や電子コミック、電子写真などを配信するAndroid端末向けの電子書籍配信サービス「ソフトバンク ブックストア」を12月上旬以降に提供する。シャープ製の「GALAPAGOS 003SH」の発売に合わせて提供される。

 「ソフトバンク ブックストア」は、サービス開始時に10万点以上のコンテンツをとっりそろえた電子書籍配信マーケット。アップルの電子書籍アプリ「iBooks」のように、書棚に本が置かれているようなイメージのインターフェイスを採用、画面を下にスクロールしていくことで次々とコンテンツの表紙(トップ)がチェックできる。

 コンテンツの購入代金は、毎月のソフトバンクの携帯電話利用料と合算して支払える。ただし、ソフトバンクの携帯電話の契約期間により制限が設けられており、契約から3カ月未満のユーザーは月3000円、契約から3カ月以上の場合は1カ月に1万円まで購入できる。

 なお、利用する際には「S!ベーシックパック」(月額315円)、パケット定額サービスへの加入が別途必要。サービス開始時の対応モデルは「GALAPAGOS 003SH」「GALAPAGOS 005SH」で、この2モデルにはアプリがプリセットされる。5インチディスプレイを搭載した「DELL Streak 001DL」にも対応する予定。

 コンテンツは、角川書店、講談社、集英社、小学館など数十社から提供される。「ソフトバンク ブックストア」で配信される電子書籍フォーマットは、xmdf形式、.book形式、BookSurfing形式の3タイプ。対応端末に「GALAPAGOS」の名前があるが、シャープが提供する電子書籍プラットフォーム「GALAPAGOS」、コンテンツストア「TSUTAYA GALAPAGOS」などとは連携しない、全く別のサービスだという。

 ソフトバンクでは、コンテンツ提供先を順次提供し、サービス拡充を図っていくとしている。


 



(津田 啓夢)

2010/11/4 19:07