14メガCCD搭載の防水フルスペックAQUOS SHOT「SH-01C」


SH-01C
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 「SH-01C」はシャープ製のFOMA端末。PRIMEシリーズで、11月に発売される見込み。

 カメラ機能を重視し、「AQUOS SHOT」のブランド名を冠する。2軸ヒンジ構造のデザインで、ディスプレイはタッチパネル、防水防塵性能もある。このほかにも無線LAN対応やフルHD動画撮影など、今冬のドコモとしてもトップクラスのスペックとなっている。

 カメラには1410万画素のCCD、画像処理エンジンにはProPixを搭載する。従来から引き続き搭載する、被写体検出フォーカス機能は、新たに犬や猫も検出できるようになった。魚眼風やミニチュア風撮影ができる「エフェクトカメラ」や連写後にオススメの1枚を選び出す「オススメフォト」、ゴルフスイングチェックに最適な「ゴルフスイングビデオカメラ」や「スローモーション再生」といった機能も搭載している。

 30fpsのフルHD動画の撮影にも対応する。カメラ側に動画撮影用のアウトマイクも搭載している。HDMIマイクロプラグ端子を搭載しており、別売りのケーブルを用意することで、動画や静止画をテレビに出力できる。AQUOSファミリンク対応のテレビと接続した場合、AQUOS側のリモコンで操作することもできる。

 ディスプレイはタッチパネル仕様となっていて、文字入力を含むほとんどの操作をタッチでも行えるようになっている。待受画面自体がタッチ操作しやすいよう、スマートフォンでいうホーム画面のようになっているのも特徴。本体を横にすると、横画面に最適化されたメニューに切り替わるようにもなっている。

 無線LANはIEEE802.11b/g/nに対応。既存のアクセスポイントに接続し、無線LAN経由でインターネットにアクセスする「クライアントモード」に加え、ポータブルゲーム機など最大4台までの無線LAN機器をSH-01Cにつなぎ、SH-01CのFOMA回線によるインターネット接続を共有する「アクセスポイントモード」にも対応している。

 エプソン製のプリンターで静止画をプリントアウトする機能にも対応。DLNAはサーバーとクライアントの両方をサポートし、SH-01Cで撮影した静止画や音楽などをテレビやパソコンで見ることもできる。無線LANのセットアップはWPSやAOSSに対応する。

 ジャイロセンサー対応のゲームをプリインストールしているほか、ゴルフナビアプリの「Shot Navi ADVANCE Lite for SH」はカメラ映像を組み合わせたAR機能に対応した。通話を聞こえやすくする「トリプルくっきりトーク」やテキストメールを自動でデコメに変換する「かんたんデコメ」などの機能も搭載している。

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 このほかにも、BluetoothやGPS、3G+GSMの海外ローミング、おサイフケータイに対応。iコンシェルのスケジューラ連動やi Bodymoにも対応する。FOMAハイスピードは下り最大7.2Mbps、上り最大5.7Mbps。自動キーロックや音声クイック起動といった機能にも対応し、今冬のPRIMEシリーズでは唯一インカメラ(約41万画素)も搭載している。

 大きさは112×50×16.9mm(最厚部21mm)、重さは138g。連続待受時間は約460時間、連続通話時間は約220分(いずれも3G利用時)。メインディスプレイには約3.4インチのフルワイドVGA(480×854ドット)のNewモバイルASV液晶を搭載。サブディスプレイは単色の1.4インチ有機EL。最大16GBまでのmicroSDHCに対応する。カラーバリエーションはBlack、White、Redの3色。


 

 



(白根 雅彦)

2010/11/8 13:35