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国産ヒノキを特殊加工した木製ボディ「TOUCH WOOD」


「TOUCH WOOD」

 「TOUCH WOOD」は、国産の檜を特殊加工したボディが特徴のストレート型FOMA端末。発売時期は2011年2〜3月。1万5000台の限定販売で、価格は未定だが、通常の端末よりは高値になる見込み。

 2009年9月にコンセプトと試作機が発表されていた端末の製品版。ボディには、四国の四万十で栽培されている檜の間伐材が使用されており、オリンパスによる木材の三次元圧縮成形加工技術によって、木材として高度な耐久性、耐水性、防虫性、防カビ性が実現されている。

 この三次元圧縮成形は、高熱で処理した木材を型にはめて圧縮するというもので、加工技術の特性上、木目や色合いが同じ製品はない。表面に光沢感があるが、これは塗装ではなく圧縮成形によって生まれるツヤだという。塗装が施されていないため、端末はほのかに木材の香りがする。1台ごとに木目や色あいは異なるほか、通常の木材ほどではないにしろ、時間の経過に応じて風合いが変化していく。

 間伐材は日本の森の健全化を呼びかける「more trees」の森から提供されるほか、取扱説明書の原料にも間伐材が使用される。端末の製造はシャープが担当し、端末ソフトウェアこそオリジナルだが、SH-05CやSH-06Cに近いものという。

 端末の販売方法は現時点では未定としている。担当者によると、木目や風合いがそれぞれ異なるため、複数の端末から好みの1台が選べるような仕掛けを提供したいという。

 ボディは豆型の形状をしており、背面部の木材パーツはラウンド形状となっている。右手でも左手でも持ちやすい柔らかい形状を採用したという。

 今回はモックアップのみの展示となったため、ソフトウェアについては確認できなかった。ディスプレイはフルタッチ操作に対応し、約3.4インチ、480×854ドット、1677万7216色表示のNewモバイルASV液晶を搭載する。

 カメラは、500万画素のCMOSで、顔認識機能やオートフォーカス機能が用意される。外部メモリは最大16GBのmicroSDHCカードに対応する。

 ユーザーインターフェイスを採用。森をイメージしたコンテンツが搭載されるほか、よく使う機能を待受画面に貼り付けられるカスタマイズ性も実現している。画面上にはQWERTY配列のキーも表示される。赤外線通信対応。

 ただし、コンセプトモデルをそのままの形で製品化しており、おサイフケータイやワンセグ、GPS、GSMといった機能には非対応となっている。端末の機能としては、非常にシンプルなフィーチャーフォンという位置付けになる。

 大きさは120×63×14.5mm、重さは約130g。連続待受時間は約460時間、連続通話時間は約190分。ボディカラーにはHINOKIという名称が与えられている。

 なお、12月9日〜11日に開催される環境関連の展示会「エコプロダクツ2010」では、ソフトウェアが動作する端末が展示される予定。



 



(太田 亮三 / 津田 啓夢)

2010/11/8 14:07