Opera、Android向け「Opera Mobile 10.1 beta」公開


 Opera Softwareは、Android向けブラウザアプリ「Opera Mobile 10.1 beta」を公開した。現在、Android Marketから無料でダウンロードできる。

 「Opera Mobile 10.1 beta」は、パソコン向けのOperaブラウザをモバイル用にコンパクトにしたAndroid向けブラウザ。日本語を含めた18カ国語に対応する。Android 1.6に対応する。ブラウザは端末のデフォルトブラウザに設定できる。

 いあゆるタブブラウザとなり、モバイル環境でも複数のWebページが開いておける。Webページの表示を高速化するOpera Prestoレンダリングエンジンを採用するほか、Operaのサーバーを経由させることでWebページを最大80%圧縮して表示速度を早めるOpera Turboといった機能が利用できる。

 Webページにワンタッチでアクセスできるスピードダイヤル機能や、パスワード管理機能、パソコン向けのブラウザなど他のOperaブラウザとシンクロできるOpera Linkなどに対応。位置情報やSVG(ベクターグラフィック)などもサポートされる。

 なお、今回のベータ版ではFlashはサポートされないが、Operaでは時期は未定ながらFlash対応を予定している。同社ではこれまで、Android向けにOpera Miniを公開してきた、MiniはOperaのサーバーを経由してWebページを圧縮する機能が導入されており、表示速度が早められている。Opera Mobileでは、Webページがよりきれいに表示されるようチューニングされており、初期設定の状態でこの圧縮機能はOFFになっている。圧縮機能は設定メニューから任意に選択できる。


 



(津田 啓夢)

2010/11/9 16:36