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NTT東、家庭用のAndroid搭載タブレット端末「光iフレーム」


「光iフレーム」フォトフレーム型端末ベーシックモデル(WDPF-701ME)

 NTT東日本は、「フレッツ光」のユーザー向けに、Android搭載のタブレット型端末「光iフレーム」と、コンテンツ提供サービス「フレッツ・マーケット」を、11月25日より開始する。「光iフレーム」は購入のほか、月額315円でレンタルもできる。

 「フレッツ・マーケット」の利用料は月額210円で、端末レンタルの場合はあわせて月額525円でサービスを利用できる。また、6カ月間は「光iフレーム」「フレッツ・マーケット」の利用料が無料になるキャンペーンも実施される。


 

Androidタブレット「光iフレーム」

静電容量方式モデル(WDPF-701ME)

 「光iフレーム」は、7インチの液晶を搭載したAndroid 2.1搭載のタブレット型端末。無線LANでネットワークに接続でき、バッテリーを内蔵し端末単体で持ち運ぶことが可能。タッチパネルの方式別に、静電容量方式と抵抗膜方式の2つが別モデルとしてラインナップされている。また、オーディオ型端末としてamadanaモデルが用意され、オプションとして用意されるスピーカーを購入すればオーディオシステムのように利用できる。amadanaモデルはレンタルできず、購入のみ。

 静電容量方式モデルはスクウェアでシンプルなボディデザインを採用。バック、ホーム、メニューの3つのボタンもタッチセンサーになっている。抵抗膜方式モデルはスタイラスペンが収納されており、全体的にやや丸みを帯びたデザイン。バック、ホーム、メニューの3つのボタンは押下できる一般的なボタンになっている。

 「光iフレーム」の価格は、「フォトフレーム型端末 ベーシックモデル」の静電容量方式(WDPF-701ME)、膜抵抗方式(WDPF-701SE)がともに2万4150円。11月25日に発売される。amadanaモデル(WDPF-702ME)は3万6750円で、発売時期は未定。NTT東日本のエリアで取り扱われ、「フレッツ光」1回線につき5台まで契約できる。

 いずれの端末も7インチ、800×480ドットの液晶を搭載し、内蔵メモリの容量は静電容量方式の「WDPF-701ME」が2GB、膜抵抗方式の「WDPF-701SE」が1GB、amadanaモデル「WDPF-702ME」が2GB。いずれも無線LANはIEEE802.11b/gで、WPSがサポートされる。SDカードスロットを備えるほか、USB、赤外線通信を装備。デジタルフォトフレームとしての利用が可能で、スピーカー、音楽再生機能を搭載。Webブラウザ、ソフトウェアキーボード、アラーム機能が用意されている。

 大きさは静電容量方式の「WDPF-701ME」が約121×199×18mm、重さは約430g。膜抵抗方式の「WDPF-701SE」が約138×205×23mm、重さは約510g。NTT東日本が開発し、製造メーカーは非公表。

 なお、Androidを採用したことでコンテンツプロバイダーのアプリ開発が容易になっているのが特徴。「フレッツ・マーケット」へは、個人でもアプリを登録可能。ただしこの場合も事業者同様に「配信者プラン」としての費用がかかる。

 端末側の仕様はメーカー向けに公開され、他メーカーでも「フレッツ・マーケット」対応の端末を製造できるようになる見込み。

膜抵抗方式モデル(WDPF-701SE) amadanaモデル(WDPF-702ME) スピーカーは別売り
7インチの液晶を搭載 静電容量方式モデルの重さは約430g

 

「フレッツ・マーケット」

「光iフレーム」のメイン画面。インストールされたアプリがタイル状に表示され、右側には独自のカレンダー機能も

 「光iフレーム」の端末から、「フレッツ・マーケット」にアクセスして各種のアプリをインストールできる。有料アプリも用意され、その場合はNTT東日本の「フレッツ光」の利用料に合算して請求される。

 「フレッツ・マーケット」のアプリは、サービス開始時で35タイトルが用意され、2011年3月までに50タイトルに拡大される。この中には、ウェザーニューズの天気情報や、朝日新聞社、共同通信社、日経BPなどのニュース、NTT番号情報のiタウンページ、グルメ情報、レシピ、オンライン通信販売、家庭向けの医学情報、美術館の名作写真、写真共有サービス、パズル、乗り換え案内、テレビ番組情報、音楽情報、占いなど、さまざまなアプリが用意されている。

 なお、基本的には「フレッツ・マーケット」で提供されるアプリを利用し、Androidマーケットは利用できない。

 地域情報などとの連携を想定しているのも同サービスの特徴。地域の店舗、ネットスーパー、自治体、高層マンションといった単位が、サービス提供事業者として「フレッツ・マーケット」にコンテンツを提供できる仕組みを用意する。この場合、サービス提供事業者が端末に専用アプリをインストールするなどして、利用者に端末を提供する。

天気情報 電子書籍にも対応する

 

家庭の情報の窓口として

NTT東日本 取締役 コンシューマ事業推進本部 ブロードバンドサービス部長の井上福造氏は、「ターゲットは家庭の主婦と、インターネット未利用層」と語る

 17日には都内で記者向けの発表会が開催された。NTT東日本 取締役 コンシューマ事業推進本部 ブロードバンドサービス部長の井上福造氏は、「光iフレーム」と「フレッツ・マーケット」の狙いは3つあるとする。「端末は、パーソナルではなく、家庭のホームエージェントとして、情報の窓口としての利用を想定している。また、アプリやサービスは他社と協業していくことになり、日常生活に役に立つ、ライフサポート系の端末にしていきたい。ターゲットは家庭の主婦と、インターネット未利用層」と語る井上氏は、レンタルサービスで提供料金を抑えていることなどの特徴もアピールし、「使ってみて、日々の生活の中で良さを実感してほしい。NTT東の800万のユーザーのブロードバンドの利活用を促進し、さらにすそ野を広げていきたい」と意気込みを語った。

 NTT東日本 コンシューマ事業推進本部 ブロードバンドサービス部 アライアンス推進担当 担当課長の相原朋子氏は、「日々使ってもらえるようなものとして、協業を進めた」と語り、例えば、ネットスーパーから配信される情報を元にそのまま購入できる仕組みや、自治体・地域コミュニティでやり取りされる情報をフレッツ・マーケット経由で入手できるといった、地域や生活に密着した、“家庭の端末”としてのコンセプトが語られた。

NTT東日本 コンシューマ事業推進本部 ブロードバンドサービス部 アライアンス推進担当 担当課長の相原朋子氏 Androidを採用し、端末の仕様も公開
サービス開発コンセプト サービス開始当初に35タイトルを提供
コミュニティサービスではサービス提供事業者が端末を提供する 光iフレームの概要
光iフレームの利用料 トライアルサービスは「ユーカリが丘」の6000世帯でも実施され、本サービスとしての提供も予定されている

 

(太田 亮三)

2010/11/17 17:31