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ドコモの「LYNX 3D」、一部FOMAカードで緊急通報できない不具合


 NTTドコモは、シャープ製Androidスマートフォン「LYNX 3D SH-03C」で、一部のFOMAカードを装着している場合、110番などの緊急通報へ接続できない可能性があることを明らかにした。

 今回明らかにされた事象は「LYNX 3D SH-03C」に緑色のFOMAカードを装着していると、110、118、119といった緊急通報用電話番号に接続できない可能性があるというもの。FOMAカードは、接触型の小型ICカードで、「SIMカード」「USIMカード(UIMカード)」とも呼ばれる。ICチップにドコモユーザーの契約者情報が書き込まれており、FOMA端末のバッテリー付近に装着され、他の端末へ差し替えると、その端末で自分の電話番号やメールアドレスが利用できるようになる。

 これまでFOMAカードには、青色、緑色、白色のものが存在する。2003年4月〜2010年2月まで提供されてきた緑色のFOMAカードは、青色のFOMAカードと比べ、国際ローミングやデュアルネットワークなどの機能が新たに利用できるようになっている。また2007年1月から提供されている白色のFOMAカードは、緑色のFOMAカードとほぼ同等の機能だが、白色のみ、ドコモショップ以外のドコモ商品取扱店でも契約者情報が扱えるよう、通信経由での書き換え機能がサポートされている。

 今回の不具合対象となるFOMAカードは緑色の中でも、一部に限られると推定されているが、詳細な原因や発生条件は調査中とのこと。対象となる「LYNX 3D SH-03C」の販売台数は約18万8000台で、そのうち緑色のFOMAカードを装着しているのは約9万台と推計されている。白色のFOMAカードであれば事象は発生しないとのことで、ドコモでは緑色のFOMAカードを装着しているユーザーに対し、ドコモショップへ来店すれば白色のFOMAカードへ取り換えると案内している。また1月下旬を目処に、改善用ソフトウェアが提供される予定。

 なお、事象が万が一発生した場合、緊急通報用番号の前に「184」か「186」をつければ、110番などに電話をかけられる。ただし、通常の緊急通報への発信は、大規模災害時において優先的な通話として取り扱われるが「184」「186」をつけると、優先通話とならない。

 このほか、同等のハードウェアスペックとなるソフトバンクモバイルの「GALAPAGOS 003SH」について、ソフトバンクモバイルでは「そのような不具合は発生しない」としている。

 



(関口 聖)

2011/1/13 11:37