ドコモのXperia、マルチタッチに対応するソフトウェア更新


Xperia

 NTTドコモは、Android搭載のソニー・エリクソン製スマートフォン「Xperia」(SO-01B)向けに、マルチタッチ操作に対応するソフトウェア更新を提供する。更新ファイルはパソコン向けが19日から、パケット通信向けが20日から提供される。

 今回のソフトウェア更新により、一部のアプリにおいて、マルチタッチによるピンチイン・ピンチアウト操作が可能になる。対応するアプリは、「ブラウザ」「マップ」「Office Suite」「Moxierメール」。Office SuiteとMoxierメールは、今回のソフトウェア更新によりアプリ自体もバージョンアップされる。

 Androidマーケットなどで配信されているマルチタッチに対応したアプリについては、マルチタッチ操作が可能になるものがあるものの、サポートの対象外となる。なお、3本指でのマルチタッチ操作は非対応。最新のGoogleマップでなどで対応する、2本指による回転操作もサポートされていない。

 このほか、Android 2.1にバージョンアップしているXperiaでは、電話帳アプリが起動せずにフリーズする現象が改善される。spモードメールアプリで新規メール作成時に電話帳を参照するとフリーズする現象についても改善される。

 更新ファイルの適用は、パソコン経由で更新する方法と、端末のみでパケット通信を利用してダウンロードし適用する方法の2種類が用意されている。パソコン向け更新ファイルは1月19日20時頃から配信が開始される予定。パケット通信向けは1月20日20時頃から配信される予定。サーバーの準備状況により、提供開始時刻が前後する場合がある。

 なお、OSがAndroid 1.6の場合、パケット通信によるバージョンアップは利用できない。

ピンチイン操作のイメージピンチアウト操作

 



(太田 亮三)

2011/1/18 16:20