「Skype for Android」、日本でも利用可能に


 スカイプ・テクノロジーズ(Skype)は、Android搭載のスマートフォンで利用できるアプリ「Skype for Android」を日本でも提供すると発表した。Android 2.1以上を搭載するスマートフォンにおいて、無料で利用できる。

 「Skype」は、インターネット経由で通話できるサービス。当初はパソコン向けに提供され、最近ではiPhone版も登場しており、Android版は海外で一足早く登場していたが、日本でも利用できるようになった。通話時には携帯電話網(3G)かWi-Fi(無線LAN)を経由する形となる。Skypeでは、モバイルデータ通信で利用する場合、パケット通信料がかかることがあるとしている。

 Skypeユーザー同士は無料で通話できるほか、固定電話や携帯電話にも電話(有料)できる。インスタントメッセンジャーとしても利用でき、グループチャットやステータス確認もできる。携帯電話のアドレス帳と同期すると、アドレス帳からSkypeで電話することもできる。

 なお、KDDIではすでにAndroid端末向けに「Skype au」サービスを提供しているが、「Skype au」を利用している端末でも「Skype for Android」アプリの利用は可能。両方にサインインしている状態では、どちらにも着信やメッセージの受信が行われる。

 通話機能では、「Skype au」は回線交換を利用し、3Gのネットワーク圏内であれば利用できるのに対し、「Skype for Android」の通話はパケット通信を利用するなどの違いがある。電池消費量については、「Skype auはau向けに作りこんであるため、常時バックグラウンドで動作していても電池消費量は抑えられている」(KDDI広報部)としている。

 



(関口 聖/太田 亮三)

2011/1/27 11:25