アドレス帳をサーバーで保存、「電話帳バックアップ」


 NTTドコモは、3月中旬よりスマートフォン向け新サービス「spモード 電話帳バックアップ」を提供する。利用料は無料。

 「電話帳バックアップ」は、spモードユーザーが利用できる新サービス。その名の通り、スマートフォン内のアドレス帳をサーバーに保存できるというもの。当初の対応機種は、MEDIAS N-04C、Xperia Arc SO-01C、Optimus chat L-04Cで、Android搭載機種へ順次対応する予定。発売済みの2010年冬モデルについては、対応に向けて前向きに検討している段階とのこと。

 定期的に自動で保存したり必要に応じてサーバーのデータを端末側へ反映させる「電話帳バックアップ/リストア機能」が利用できる。フィーチャーフォン(従来型の携帯電話)向けサービスである「ケータイデータお預かりサービス」のユーザーがスマートフォンへデータを移せる「電話帳データ移行機能」も用意されているが、これが利用できるのはspモードを新規契約した場合のみ。保存可能容量は100MB(または3000件)。

 Android 2.0以降の機種では、複数のGoogleアカウントなどを登録できるマルチアカウント機能が用意されている。ドコモのスマートフォンでは、Gmailなどを利用するためのグーグルアカウントのほか、ドコモアカウント(docomoアカウント)を登録することになるが、今回、バックアップ対象となるデータはドコモアカウントとして登録されたデータのみ。どのアドレス帳データがドコモアカウントと連携しているか、機種によって確認する方法は異なるとのことだが、たとえば「GALAXY S」では、ドコモアカウントに紐付けられたデータは「d」というマークが付いている。

 

(関口 聖)

2011/2/24 12:48