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「4割弱が女性」、ドコモ山田社長が語るスマートフォンの成長


Optimus Padを手にする山田氏
会場には、CMに出演する朝倉あき(左)と石野真子(右)も登場

 NTTドコモは24日、新機種発表会を開催し、同社代表取締役社長の山田隆持氏から各機種の特徴や、現在の同社スマートフォンの動向などが明らかにされた。質疑応答や囲み取材では、4月に導入されるSIMロック解除機能についても多くのやり取りがなされた。

 新機種となる「MEDIAS」「Xperia arc」「Optimus Pad」を紹介しつつ、MEDIASの防水対応版、Xperia arcのおサイフケータイ対応版についても触れたほか、質疑応答で春商戦について尋ねられた山田氏は「昨年11月ごろから一気にスマートフォンへの関心が高まってきた。春商戦は、新入学ということでの商戦期でもあった。調査すると、高校生もスマートフォンを持ちたいという層が増えてきている。フィーチャーフォン(従来型の携帯電話)からスマートフォンへ軸足が移り、3割か4割がスマートフォンになるのではないか。特に男子高校生からの希望が多い」と語った。

 1月のスマートフォン販売実績を見ると、女性ユーザーが35〜40%を占めているとのこと。さらに50歳以上が15%を占めているとのことで、ITリテラシーが高い若年層の男性が中心だったスマートフォン市場に変化が訪れているとした。

 2011年の夏モデルはある程度定まり、冬モデルはまだこれから、とする同氏は、2011年度におけるスマートフォンとフィーチャーフォンの割合は、同等程度までスマートフォンを上げていきたいとする。現在、ドコモでは夏モデル/冬モデルをあわせ、年間で40〜50機種程度の携帯電話をリリースしている。2011年度も同等になるとした山田氏は、その半数がスマートフォンになるとした。

 このほか法人用途に関して尋ねられた山田氏は、「ビジネスで使い勝手が良いのはタブレット。セキュリティやイントラとの同期といったソリューションを付けて法人へ勧めている」とコメント。

MEDIASは薄さをアピール Xperiaは6月スタートの下り最大14MbpsのHSDPAサービスに対応
Optimus Padはエンターテイメント性重視 3月15日開始の月々サポートも利用可能

 さらに「アップルがiPad 2を発表する」という噂をもとに、買い控えをするユーザーが存在する中で、ドコモがどのようにタブレット市場で戦っていくか尋ねられると「買った負けたというよりも、どのような使い道をより多く提案できるかだと思う」と述べ、多彩なラインナップで対抗する姿勢を見せた。ソフトウェアプラットフォームとして、spモードやおサイフケータイなど実績を積みつつあるオープンな「Android」を中心に据え、「アップルの端末はあきらめたわけではないが、開発のメインはAndroidで行きたいと思っている」と述べた。

シリーズは見直し、NFCについてもコメント

 スマートフォンへの比重が高まるに従い、これまでフィーチャーフォンで展開してきた「PRIME」「STYLE」「SMART」「PRO」をどうするか、山田氏は4つのシリーズのうち、PRIMEシリーズやPROシリーズに手を伸ばしていたユーザーが、スマートフォンへいち早く乗り移っているとして、「2011年度中に見直す」と言明した。

 次世代非接触IC規格「NFC」については、これまで市場に投入されたおサイフケータイは、ドコモだけでも4000万台存在し、FeliCa対応のリーダーライターが50万台導入されていることから、「なんとか(NFCでサポートする非接触IC規格の)TypeA、TypeBも使えるようにしていきたい」と述べた。まずはSIMカードにTypeAとTypeB、端末内にFeliCaチップを搭載する形とし、将来的にはSIMに3つの規格を搭載する形になると予測。時期は未定とした。

SIMロックフリーについて

 質疑応答でSIMロックフリーについて問われると、山田氏は「原則として、4月以降に発売する機種では、SIMロックを解除できるソフトを組み込んで、購入いただく形になる」と説明。ユーザーが店頭へ訪れて解除を申し出ると、SIMロック解除による影響を説明した上で、ユーザーが同意すると解除する、といった手続きになるとした。この際、数千円程度の手数料がかかる予定とのこと。購入直後からSIMロックを解除できるという。

 SIMロック解除機能の導入は、ユーザーの利便性向上にあるとする山田氏は、フィーチャーフォンであれ、スマートフォンであれ、その意義に変わりはないとした。

 SIMロック解除機能の導入が端末価格へ影響を与えるのか、山田氏は「3月15日から月々サポートというサービスを導入する。端末価格が5万円で、実質3万円なら、差額は毎月ユーザーへ還す、というものだ。もしSIMロックを解除すると、月々サポートは適用されなくなる。端末価格そのものは高くならないと思っている。月々サポートで購入していただくので、問題はないと思っている」と述べた。

 



(関口 聖)

2011/2/24 19:28