Q&Aサイト「PinQA」で、被災地域の特設公衆電話や避難所、給水所のマップを公開


 NTTレゾナントは、地図と連携したQ&Aサービス「PinQA」で、被災地域のNTT特設公衆電話の設置場所、避難所、給水所、営業しているスーパーマーケットなどの位置を地図で確認できる特設ページを公開した。PinQAのトップページ上部に設けられたリンクから、各情報が確認できる。PCのほか、iPhoneやAndroid OS搭載のスマートフォン、NTTドコモ、au、ソフトバンクの携帯電話から利用できる。

 NTTの情報提供を受け、宮城県、岩手県、福島県、茨城県、長野県の各県ごとに、特設公衆電話の設置場所が連携するGoogleマップを使って地図上に表示される。各特設公衆電話の住所と回線数も掲載している。

Googleマップによる特設公衆電話の設置場所表示例

 PinQAにはこのほか、福島原子力発電所の避難勧告エリア、給水所や避難所の場所、岩手県や宮城県、福島県のスーパーマーケットの営業状況などもまとめられている。

 PinQAは、TwitterやFacebookを通じて質問に対する回答を投稿できる、位置情報に特化したQ&Aサービス。NTTレゾナントが実証実験サイト「gooラボ」の実証実験のひとつとして2010年9月から提供している。

 PinQAでは、HTML5によるサイト設計を行っており、PCとスマートフォンでのHTMLの共通化、CSS3やGeolocation APIの採用など、HTML5の機能を活かしたサービスとなっている。GPS機能を搭載したスマートフォンやHTML5 Geolocation APIに対応したウェブブラウザーから、現在いる場所に関連する質問を投稿すると、TwitterやFacebookを通じてリアルタイムに回答を得ることができる。

 
 携帯電話は、NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルの各キャリアに対応。スマートフォンでは、iPhone (iOS3.0以降)、NTTドコモXperiaなどのAndroid端末、Internet Explorer 7.0以降に対応。PC環境では、HTML5 Geolocationに対応したFirefox 3.5以降、Chrome6以降、Safari5以降のウェブブラウザーから利用すると、位置情報に連動した情報をPCでも確認できる。




(増田 覚)

2011/3/15 17:57