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16日の携帯・PHS各社の通信状況、静岡の地震は影響なし


 東北地方太平洋沖地震の影響で、携帯電話が利用しづらかったり繋がらなかったりする状況が続いている。地震から6日目を迎え、各社では復旧および被災地での通信状況改善に取り組んでいる。

NTTドコモ

 16日10時時点で停波している基地局は約1970局。前日午前から500局、前日17時から250局復旧した。そのうちFOMAは1480局で、東北地方では青森15局、岩手440局、秋田5局、宮城720局、山形3局、福島160局がサービスを中断している。関東甲信越の停波局は130局。

 音声通話の発信規制が一部地域で実施されている。その割合は、宮城・岩手・福島で0〜50%、茨城で0〜30%、群馬で0〜60%。パケット通信の規制は行われていない。

 同社では順次、移動基地局約30台、移動電源車約30台、可搬型発電機約400台、マルチチャージャー(他社携帯含む最大18台に充電可能)約80台を運用している。移動基地局は宮古市鴨崎町(宮古市立山口小学校)、気仙沼市松崎(気仙沼松崎基地局)でサービスを提供しているほか、移動電源車は一関市真柴、仙台市宮城野区田子、仙台市宮城野区岩切、仙台市宮城野区鶴ヶ谷、仙台市若林区卸町の計5カ所の基地局に配備され、それぞれの基地局でのサービスが提供されている。マルチチャージャーの主な設置場所は以下の通り

  • 宮古市立山口小学校(岩手県宮古市)
  • 宮古市立宮古小学校(岩手県宮古市)
  • ドコモショップ盛岡店(岩手県盛岡市)
  • 六郷小学校避難所(宮城県仙台市若林区)
  • ドコモ東北ビル1階(宮城県仙台市青葉区)
  • 大崎市役所避難所(宮城県大崎市古川)
  • ドコモショップ青森中央店(青森県青森市)
  • JR秋田駅東口アルヴェ(秋田県秋田市)

 16日0時時点の災害用伝言板サービス登録件数は118万1628件、確認は187万9914件となる。15日夜からは、静岡県で発生した地震の影響で、愛知県、静岡県、三重県、岐阜県のユーザーも安否情報を登録できるようになった。

 15日22時31分ごろ、静岡県東部で発生した地震では、停電が発生したものの、基地局の非常電源でサービスに影響はなかった。一時は静岡県や山梨県、神奈川県の各域、東京都や愛知県の各一部で最大80%の通信規制も行われたが、既に解除されている。

KDDI

 16日7時時点においてサービスを中断しているのは計1110局(前日午前から約390局復旧)で、そのうち東北が960局、関東が150局となる。通信規制は、音声通話で東北からの発信が5%かけられているが、東北宛の着信、関東の発着信については規制が解除されている。各県の災害対策本部からの要請で衛星携帯電話を24台貸し出している。

 15日16時時点で移動基地局が稼働しているのは、釜石合同庁舎(岩手県釜石市)、大船渡市役所(岩手県大船渡市)、気仙沼市役所(宮城県気仙沼市)、多賀城市役所(宮城県多賀城市)、石巻羽黒町基地局内(宮城県石巻市)となる。現地に向けて100台以上の充電器を発送している。

 15日夜に静岡県東部で発生した地震による影響は、現地宛の通話が最大で50%(固定網は90%)規制されたが、既に解除されている。停波している基地局もないとのこと。

ソフトバンクモバイル

 停波している基地局は995局となる。これは15日20時時点の数字で、同日9時時点と比べ162局復旧した。16日10時〜11時半まで、一時的に通信規制が行われたが、現在は解除された。15日夜の静岡県東部の地震の影響もないとのこと。

 被災地に向けて移動基地局(車載基地局)や移動電源車を順次配備している。携帯電話や充電器の無償貸出も行っている。

イー・モバイル

 16日10時時点で停波している基地局は129局となった。前日12時時点と比べ、26局復旧した。通信規制は行われていない。静岡県東部の地震の影響もない。

ウィルコム

 15日20時時点で基地局は、約3100局が停波している。同日9時から約700局復旧した。通信規制は行われていない。

UQコミュニケーションズ

 16日9時の時点で、中断している基地局は42局となった。宮城県が中心とのことで、前日から約18局回復した。

 



(関口 聖)

2011/3/16 12:33