エリクソン、東北地方太平洋沖地震についてコメント


 エリクソンは、東北地方太平洋沖地震に関連したコメントを発表した。従業員への被害は無く、通信サービスの支援に全力を尽くすとしている。

 同社では、エリクソン従業員で負傷、所在不明者はいないとしているものの、日本国内が予断を許さない状況と指摘。災害が通信産業全体や同社に及ぼす影響を分析中としている。多くの産業が部品調達を日本に依存し、今後の供給への影響が懸念されるが、判断するには時期尚早という見方も明らかにしている。

 エリクソンでは、市場におけるスポット購入、代替サプライヤへの調達先の振り替え、調達先各社との協力により、事業継続計画への影響を緩和する取り組みを継続しているという。

 なお、ソニー・エリクソンも同様にコメントを発表しており、従業員やオフィスに被害が無かったことを報告している。一方、震災で世界のエレクトロニクス産業に影響が出るとし、ソニー・エリクソンの業務にも影響が出ると予測。今後はエリクソン同様にサプライチェーンの変更の可能性を示唆している。

 

(太田 亮三)

2011/3/18 16:20