radiko.jp、25日から中京エリアでも試験配信開始


 インターネット経由でラジオ放送が聴けるサービス「radiko.jp」に、3月25日10時より、中京地域のラジオ局が参加する。中京地区でも「radiko.jp」でラジオが聴けるようになる。

 「radiko.jp」は、ラジオ放送のインターネット経由で楽しめるIPサイマルラジオサービス。パソコンやスマートフォンなどでラジオが聴ける。今回実用化試験配信のエリアが拡大し、中京エリアの放送局が参加する。愛知県、三重県、岐阜県の実施エリアで「radiko.jp」が利用できるようになる。

 参加する放送局は、中部日本放送、東海ラジオ放送、岐阜放送、日経ラジオ社、ZIP-FM、三重エフエム放送、エフエム愛知の7局。このうち、三重エフエム放送のみ実施エリアが三重県に限られる。ほかの放送局は、愛知県、三重県、岐阜県で聴取できる。

 中京エリアでの試験配信スタートにより、「radiko.jp」の聴取放送局は、関東7局、関西6局を合わせて合計19局に拡大する。さらに、4月中にも関東、関西、北海道、福岡において18局が参加する予定。新たに参加する局は以下の通り。

・関東エリア
 茨城放送/アール・エフ・ラジオ日本/エフエム栃木/ベイエフエム/エフエムナックファイブ/横浜エフエム放送/エフエム群馬
・関西エリア
 ラジオ関西/京都放送/和歌山放送/兵庫エフエム放送/日経ラジオ社
・北海道エリア
 北海道放送/STVラジオ/エフエム北海道/日経ラジオ社
・福岡エリア
 RKB毎日放送/九州朝日放送/天神エフエム/エフエム福岡/日経ラジオ社

 なお、「radiko.jp」は現在、東北地方太平洋沖地震への緊急対応措置として、エリア制限が解除されている。通常は試験実施エリアのみで利用可能だが、制限解除により、中京エリア7局も含めて日本全国で聴取可能となっている。radikoでは、4月1日にも本来の実施エリアに戻るとしている。

 2010年12月1日より開始した「radiko.jp」は、平均週間聴取回数が300万~400万回で、専用ガジェットは160万ダウンロード、iPhoneおよびAndroid向けアプリも150万ダウンロードを記録している。地震にともなうエリア制限解除後は、通常の10倍近くダウンロードされているという。

 



(津田 啓夢)

2011/3/23 17:33