ドコモのLTE対応端末「L-02C」、4月1日より全国で販売


 NTTドコモは、LTE方式を採用したデータ通信サービス「Xi(クロッシィ)」について、これまでの東名阪で販売していた対応端末「L-02C」を、4月1日からは全国で販売する。

 「Xi」は、これまでの3G(第3世代)の通信方式を発展させた通信規格「LTE」を採用するドコモのデータ通信サービス。対応エリアでは、下り最大37.5Mbps、上り最大12.5Mbpsで、一部屋内では下り最大75Mbpsで通信できる。昨年12月下旬より東名阪でサービスが提供され、対応機種としてLG製のUSB接続型端末「L-02C」が提供されている。

 全国展開のスケジュールとして、大まかな流れが明らかにされている。2010年度末までに東名阪で約1000局(人口カバー率約7%)を展開し、さらに2011年度には全国の県庁所在地級都市で徐々にエリアを拡げ、同年度末までに約5000局、人口カバー率約20%を目指す。

 ドコモでは4月1日より、東名阪だけではなく、全国で「L-02C」を販売する。東名阪以外のエリアで、「Xi」が利用できる場所はまだ限られるが、ドコモでは「需要の高い場所から利用できるようにしていく」と説明するに留まり、現時点では具体的な対応エリアは明らかにされていない。今後、ドコモのWebサイト上で地図などで確認できるようになる見込み。

 



(関口 聖)

2011/3/29 15:17