ドコモなど、震災被災地向けに気象情報を無料配信


 NTTドコモと、同社の出資・提携先で関連会社でもあるウェザー・サービスは、携帯電話向けサイト「被災地特設サイト」をオープンした。東日本大震災で被災した地域に向け、気象情報を無償で配信する。

 ドコモでは、基地局設備など全国に気象観測装置を設置し、2011年より「環境センサーネットワーク」として本格的な運用を開始している。1月から花粉の飛散状況を確認できるサービスが提供されるなど活用が進む中、今回、環境センサーで得た観測データを無償でウェザーサービスに提供し、被災地向けの携帯サイトで情報が提供されることになった。

 対象となるエリアは、青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県で、地震や津波、雨雲レーダー、降雨予測、気温の予測などが確認できる。サイト内では、気象庁のデータに加えて、環境センサーで得た情報も活用されている。

 



(関口 聖)

2011/4/1 19:21