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インデックス決算会見、ソーシャル対応を積極的に


インデックス 代表取締役社長の小川善美氏
2011年8月期上期 連結損益計算書

 インデックスは、2011年8月期の第2四半期(2010年12月〜2011年2月)決算説明会を開催した。

 第2四半期の連結売上高は68億8800万円、営業利益は7億200万円、経常利益は4億2700万円、最終損益は1億6000万円の純損失となった。これを踏まえ、上期の中間決算の実績は、売上高が129億200万円で、前年同期比38.8%減、中間予想に対する達成率は105.8%となった。同様に営業利益は8億1100万円で前年同期比53.6%減、達成率82.8%、経常利益は6億9300万円で前年同期比38%減、達成率247.8%、純利益が1億1000万円で前年同期比83.5%減、達成率64.7%となった。

 14日に都内で開催された会見では、インデックス 代表取締役社長の小川善美氏から説明が行われた。小川氏は、中間決算の純利益が予想に対して約6000万円の未達になった理由を「新規事業に対する開発、運用、広告宣伝費の積み重ねが要因」と説明。損益に関連した特殊要因として、有価証券の売却でインデックスの営業外収益が発生したことや、子会社の売却損で特別損失が発生したとした。

 2008年度からの売上高と営業利益の推移を示したグラフでは、「事業リストラとコア事業への集中で売上高の規模は縮小しているが、利益は逆に回復基調といっていいのではないか」としたほか、「当初から上期は仕込み、下期に結果という体制は変わっていない。震災の影響は若干出るが、引き続き、このまま行けるのではないか。通期見通しは変更していない」と説明した。同氏からはこのほか、「ネット&ゲーム」「モバイルデバイス」「映像」の3つの事業セグメント別の業績も明らかにされた。

ソーシャルゲームに積極的に進出

 上期のトピックスとして、小川氏はコア事業への集中を挙げる。「ネット&ゲーム事業を中心に据えている。アトラスのゲームにインデックスのモバイルを組み合わせ、ソーシャルゲームに積極的に進出している」と事業展開が示され、これらソーシャルゲームの登録会員数は合計で約135万人になっているとした。

 一方、公式サイトのビジネスモデルでは、売上の伸びが堅調に推移しているとするが、「有料会員数は減少傾向にある」とした。課金対象者数は約275万人で、個別課金コンテンツのダウンロード数は合計で約148万件という。

 スマートフォン向けの展開では、「12月にスマートフォン向けの取り組みを開始し、NTTコミュニケーションズと共同でAndroidアプリ紹介サイト『appliko』をスタートした。順調にPVは推移しており、Androidアプリ紹介サイトで国内ナンバーワンを目指す」と取り組みを語った。

 このほか上期のトピックスでは、パッケージゲームソフトの「キャサリン」が2月末時点で25万本以上を出荷し、「30万本以上を目指せる」と意気込んだほか、「デモンズソウル」の北米版が50万本近い出荷と、好調なことが報告された。「キャサリン」に関しては、「『女神転生』『世界樹の迷宮』に次ぐ新規IP(Intellectual Property/知的財産権)で、いろんなコンテンツビジネスを展開していきたい」という方針も示された。

 また、モバイルデバイス事業に含まれるネットインデックスでは、ウィルコムの更生計画が認可されたことで「取引の回復が形になってきている」とし、法人向けにAndroid端末を提供したり、UQコミュニケーションズ向けのデータ通信カードも継続してい受注している様子を紹介した。なお、モバイルデバイス事業では、モバイル端末の販売とアフターサービスの事業に参入しているほか、パソコン向けのセキュリティモジュールも手がけている。

人気アニメや人気ゲームプロデューサーによるソーシャルゲームも展開

 小川氏からは、下期を中心に今後の展開についても語られた。「今年度はソーシャルゲームを積極的に展開する」と改めて示され、下期には、タイトルは非公表となったものの、人気アニメや人気ゲームプロデューサーとコラボしたタイトルを提供することが明らかにされた。「ヒットの確度を高められるよう、丁寧なサービスインを行ないたい」と、ローンチの態勢にも言及されている。

 モバイル関係では、スマートフォン向けの展開についても触れられ、「iPhone、Androidに加えて、年末にはWindows Phone 7端末が発売されると言われている。共同や提携して提供しているサイトのスマートフォン対応は、下期にはほとんどを対応させ、スマートフォンならではのタイトルも開始する」と展開方針が語られた。

 同社ではこのほか、日中韓共同プロジェクト「Strangers 6」に参画しており、このプロジェクトのインターネット上やモバイルでの展開を担当する。また、ゲームタイトルの「ペルソナ4」はテレビアニメ化が発表されており、監督に岸誠二、アニメーション制作がAIC ASTA、キャストに浪川大輔、森久保祥太郎、堀江由衣、小清水亜美といったスタッフが発表されている。

下期にはソーシャルゲームで「話題の大型コラボ」「有名コンテンツ」を準備 スマートフォン向けの展開では、既存サイトの対応に加えて、新規サイトを展開
日中韓共同プロジェクトに参画。ペルソナ4はテレビアニメ化が決まった 東日本大震災の影響について

 

(太田 亮三)

2011/4/14 19:31