auが72機種でソフト更新、通話品質向上技術に対応


 KDDIは、従来型の携帯電話72機種において、ソフトウェア更新サービス「ケータイアップデート」を提供する。14日からは13機種、21日からは9機種向けにケータイアップデートが提供され、通話品質を向上させる技術などに対応する。

 今回のケータイアップデートでは、通話品質向上技術「EVRC-B」に対応するほか、基地局との通信最適化による通話品質の向上、Wi-Fi WINにおける認証仕様の変更となる。このうち「EVRC-B」は、これまでKDDIの携帯電話に採用されている音声技術を発展された技術。同社では2月、同技術の導入を発表しており、その予定に従う形で今回、ケータイアップデートの提供が開始された。

 また、Wi-Fi WINの認証仕様変更は、サーバー証明書の発行事業者を変更することに伴うもの。いわゆる「暗号の2010年問題」による変更で、5月に行われる予定だが、適用しなければWi-Fi WINが利用できなくなる。

 機種によって改善される事業は異なり、どの機種がどの内容に該当するか、auのWebサイトで案内されている。2つめの「基地局との通信最適化」は全ての機種で適用されるが、「EVRC-B」に対応するものは「簡単ケータイS PT001」「AQUOS SHOT SH008」「AQUOS SHOT SH010」「SH009」「biblio」「E08T」「T002」の7機種となる。Wi-Fi WINの仕様変更対象機種は「AQUOS SHOT SH008」「biblio」の2機種のみ。

 同じく21日より開始されるケータイアップデートでは、9機種全てで基地局との通信最適化が適用される。「EVRC-B」対応は「AQUOS SHOT SH003」「AQUOS SHOT SH006」「SH005」「SOLAR PHONE SH007」「mamorino」となる。Wi-Fi WINの仕様変更対象機種はは「AQUOS SHOT SH006」のみ。

 



(関口 聖)

2011/4/14 19:51