ソニー・エリクソンが第1四半期決算、「震災で一部混乱」とも


 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズは2011年度第1四半期の連結決算の概要を発表した。国内外の業績をまとめたもので、販売台数なども明らかになっている。

 第1四半期における売上高は11億4500万ユーロ(約1344億円)で、営業利益は1900万ユーロ(約22億円)となった。販売台数は810万台で、前年同期から23%減、前四半期から28%減を記録している。スマートフォンの売上高は、全体の60%を占め、好調とのことだが、スマートフォン以外の携帯電話販売数が減少したことなどが、販売数減に繋がったとされている。

 同社推定による市場シェアは、数量ベースで約5%、金額ベースで約3%とされ、2011年におけるシェアは前年比で少し増加すると見られている。

 このほか、東日本大震災の影響について「ソニー・エリクソンは当四半期において厳しい環境に直面した。現在もサプライチェーンの一部混乱が生じており、引き続き状況を精査する」とコメント。具体的な影響の内容は示されていないが、部品供給などの面での影響を示唆している。

 

(関口 聖)

2011/4/19 16:44