CESAの一般ユーザー調査、ソーシャルゲームはmixiがトップ


 コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、一般ユーザーのゲーム利用動向調査などをまとめた「2011CESA一般生活者調査報告書」を発表した。25日より販売を開始しており、価格は6300円(A4判、193ページ)となる。

 調査は1月12日~2月7日にかけて、全国で抽出したモニターに対し、郵送による自記式アンケートで行われた。有効回答数は1130人(有効回収率70.6%)で、男女比は男性50.6%、女性49.4%。

 モバイル関連の動向では、今回の調査で、初めてソーシャルゲームの利用動向が明らかにされた。調査対象のソーシャルネットワークサービス(SNS)はmixi、GREE、モバゲータウン、Facebook、MySpaceの5サイトとなる。SNSとして利用する割合と、そのなかでもソーシャルゲーム/ソーシャルアプリを利用する割合が調査された。

 ユーザーにSNSを利用しているか、またSNS上のアプリでゲームを遊んでいるか調査する設問で、「利用している/アプリでゲームを遊んでいる」「利用している/アプリでゲームは遊んでいない」「利用していない」という回答を設けたところ、SNSとして最も高い利用率となったのは、mixi(18%)だった。次いでGREE(9.7%)、モバゲータウン(9.5%)、Facebook(1.8%)、MySpace(0.8%)の順で利用されている。また、ソーシャルゲームの利用率としては、mixi(7.4%)、モバゲータウン(7.3%)、GREE(6.9%)、Facebook(0.4%)、MySpace(0.3%)で、mixiがSNS利用率と同じくトップに立った一方、モバゲータウンとGREEの利用順が逆転した。

 このほか、ARアプリに関する調査も行われており、認知度(遊んだ経験がある人や関心がある人、存在自体は知っている人を合算)は20.3%となっている。

 スマートフォン/PDA向けゲームのユーザーに関する調査では、ユーザー人口の推計も示されている。昨年の調査(当時はiPhone向けゲームとして調査)では、スマートフォン向けゲームユーザーは121万人と推計されていたが、今回の調査では554万人に増加した。利用経験はあるものの、現在はプレイしておらずタイトル次第では意欲がある“休眠ユーザー”は145万人(前年は66万人)、プレイ経験なしながらタイトル次第では意欲がある“新規期待”ユーザーは2692万人(前年は2410万人)となっている。

 



(関口 聖)

2011/4/25 17:39