「返金するので個人情報を」、なりすまし行為に注意


 NTTドコモは、東日本大震災を受け、ユーザーから「ドコモになりすまして個人情報を聞きだそうとする迷惑行為の相談が寄せられている」として、注意するよう呼び掛けている。

 同社では、東日本大震災の被災者に向け、携帯電話サービスが利用できなかった場合は料金を日割りで返還するなどの施策を実施している。請求書が宛先不明で届けられないことなどを除いて、ユーザーに連絡して名前や住所を聞くことはない。

 これまでにユーザーから、ドコモになりしまして名前や住所などを聞き出そうとする行為が発生しているとのことで、たとえばドコモ中央料金センターと名乗った上で、「1月~3月までの料金を返還したい。住所を教えてください」と聞きだそうとしたという。

 ドコモでは、「無用なトラブルを避けるためにも、プライバシー情報を伝えることなどないようご注意ください」と呼び掛けている。

 

(関口 聖)

2011/4/28 21:16