ドコモ、ツインカメラで3D撮影できる「AQUOS PHONE SH-12C」


AQUOS PHONE SH-12C

 NTTドコモは、背面部に各800万画素のツインカメラを搭載し、本格的な3D撮影に対応したシャープ製スマートフォン「AQUOS PHONE SH-12C」を5月20日発売すると発表した。

 なお、「SH-12C」はドコモの2011年夏モデルにあたり、今後開催される予定の発表会に先駆けての発表された。5月20日より発売できることになり、5月14日から予約受付が開始される。このため、予定より一足早い発表になったという。

 「SH-12C」は、Android 2.3に対応し、ツインカメラで本格的な3D撮影が楽しめるフルタッチタイプのスマートフォン。シャープ製スマートフォンはこれまで、ドコモ向けモデルは「LYNX」シリーズと名乗っていたが、2011年夏モデルよりシャープを代表するAQUOSのブランド名を冠し、「AQUOS PHONE」としてスマートフォンでもブランド展開していく。従来PRIMEシリーズを利用していた20代の男性をメインターゲットとしたモデルとなる。

 従来のモデルは背面カメラは1つのみ。このため3D撮影は一度シャッターを切ってから、端末を横にスライドさせてもう一度撮影する必要があった。「SH-12C」は、背面に800万画素CMOSカメラを2つ搭載し、シャッターを一度押すだけで3D撮影が行える。静止画や動画の3D撮影に対応し、顔検出機能やフォーカス追尾機能「チェイスフォーカス」、撮影シーンを自動認識する機能なども3Dに対応する。自分撮りおよびテレビ電話用のインカメラもディスプレイ側に用意されている。

 タッチ操作を記憶し、よく利用する機能のアイコンを若干大きく表示する学習型インターフェイス「TapFlow UI」などが搭載され、使えば使うほどインターフェイスが自分好みに変化していく。

 ディスプレイは約4.2インチ、540×960ドット(QHD)サイズ、フルタッチタイプで3D表示に対応したNewモバイルASV液晶。裸眼で3D表示が可能で、3D対応ホーム画面や、3D対応アプリなどもプリセットされる。外光に応じてバックライト調整する明るさセンサーや、映像に応じてバックライトを調整する高画質エンジン、覗き見防止機能である「カラーベールビュー」にも対応する。

 通信方式はW-CDMAおよびGSM方式に対応し、下り最大14MbpsのHSDPAもサポートされる。ワンセグやおサイフケータイ、赤外線のほか、Wi-Fi機能やGPS、Bluetooth、spモードなどがサポートされる。また、端末をモバイルWi-Fiルーターのように利用できるテザリング機能もサポートされる。

 大きさは約127×64×11.9(最厚部13.8)mmで、重さは約138g。ボディカラーはBLACKとWHITEの2色。3Gでの待受時間は約430時間、通話時間は約280分。


 

(津田 啓夢)

2011/5/11 15:22