光学手ブレ補正対応のLUMIX Phone「P-05C」


P-05C MAGENTA

 「LUMIX Phone P-05C」は、PRIMEシリーズに位置付けられるパナソニック製のスライド型FOMA端末。いわゆるフィーチャーフォンで、今回は新たに光学手ブレ補正機能をサポートした。7月発売予定。

 “LUMIX Phone”を名乗る「P-05C」は、先代の「P-03C」と同じく約1320万画素のCMOSカメラを搭載する。今回は、ジャイロセンサーで端末の傾きを検知するとカメラユニットが手ブレを打ち消すように動くという、ソフト補正ではなく、光学式の手ブレ補正を採用した。これにより、従来よりも画質の劣化を抑えた写真を撮影できるとのことで、たとえば子供など動きがすばやい被写体の動画撮影、暗がりでの撮影などで威力を発揮するという。カメラを起動した状態で、本体を揺らしてレンズ部周辺を観察すると、わずかに動くのがわかる。この仕組みを投入したことから、レンズ部周辺は本体から盛り上がり、厚みを増した。

 フルHD(1920×1080サイズ)の動画を、静止画では1920×1080サイズの3D写真を撮影できる。シーンごとに自動判定する「おまかせiA」、最大3人まで登録できる「個人認識」、鮮やかさを追求した高演色フラッシュを備える。ユニークな機能として、傾き確度を検出して、水平な状態で撮影できるようにする水準器が用意される。フィルタを通したような写真が撮影できる「マイカラーモード」では、ミニチュア、ソフトフォーカス、ピンホールなどの撮影が可能となっている。撮影した写真は、「ピクチャジャンプ」機能で、一覧画面からタッチ操作でメールに添付したり削除したりできる。さらにパナソニックの写真共有サイト「PicMate」への投稿もワンタッチで行える。同サイトは無料サービスで、事前の会員登録が必要とのこと。

 省電力化する「エコナビ」に対応するほか、iコンシェル、i Bodymo、おサイフケータイ、FOMAハイスピード(下り最大7.2Mbps、上り最大2Mbps)、50MBのiモーション、Bluetooth、GPS/オートGPS、ワンセグなどに対応する。Wi-FiやDLNAもサポートする。Wi-Fi機能では、クライアントのほか、アクセスポイントとして動作する。

 大きさは約116×52×17.7mm(最厚部24mm)、重さは約149g。連続待受時間は約530時間、連続通話時間は約210分。ボディカラーはMAGENTA、WHITE、BLACKの3色。

P-05C BLACKP-05C WHITE

 



(関口 聖)

2011/5/16 12:52