裸眼3D、防水、16.1メガCCDカメラ搭載の「SH-10C」


「SH-10C」Black

 「SH-10C」は、裸眼3D表示、防水機能に対応し、1610万画素CCDカメラを搭載したシャープ製のFOMA端末。5~6月発売予定。

 シリーズはPRIMEで、3D液晶を搭載し、カメラ機能も強化され、「AQUOS SHOT」のブランドネームを使っている。

 視差バリア式の3Dディスプレイを搭載していて、裸眼での3D立体視に対応。カメラは通常のシングルカメラだが、カメラ自体を動かすことにより視差のある写真を撮影し、3D立体視用の写真を撮影できる。サイドバイサイド形式の3D動画を再生することが可能で、BeeTVやYouTubeなどで配信されている3D動画も立体視で見ることができるという。2D映像をソフトウェア処理で3D化する機能もあり、ワンセグを疑似3Dで視聴できる。プリインストールコンテンツとして、「ウサビッチ」の「3D対応待受アクセサリ」も搭載している。

 ディスプレイは約3.4インチ、480×854ドットのフルワイドVGAで、タッチ操作にも対応する。タッチ操作だけでもほとんどの操作ができ、フリック入力も可能。QWERTY配列のソフトウェアキーボードによるローマ字日本語入力にも対応している。UI面では、アニメーションなどを省くことで操作レスポンスを高速化させる「表示優先モード」を搭載している。

 従来のPRIMEシリーズの「SH」端末と同様に、イルミネーション機能が充実しており、端末の傾きによって印象を変える「センサー連動サイドイルミネーション」を採用する。イルミネーションは50色35パターンから好みに合わせて選択できる。

 カメラは1610万画素のCCDカメラ、画像処理エンジンは「ProPix」で、高感度撮影にも強いとしている。約0.7秒でカメラが起動する「高速撮影モード」にも対応。本体を動かすことで視差のある複数画像を取り込み、3D写真や3Dパノラマ写真を撮影できる。このほか、各種エフェクトカメラや顔検出・識別などの機能も搭載。動画は2DのみだがフルHD撮影にも対応する。

 通信方式はW-CDMA/GSMに対応し、下り最大7.2Mbps、上り最大5.7Mbpsの通信が可能。無線LANはIEEE802.11b/g/nで、クライアントモードとアクセスポイントモードの両方に対応する。50MBのiモーションやコンテンツパッケージを含む最新のiモードサービスに対応し、おサイフケータイやGPS、Bluetoothといった機能も搭載している。防水・防塵の両方に対応。DLNA機能や3D出力対応のHDMI端子も搭載する。

 大きさは113×52×15.5(最厚部22)mmで、重さは約139g。ボディカラーはBlack、White、Pinkの3種類。連続待受時間は510時間で連続通話時間は220分。


「SH-10C」White「SH-10C」Pink

 



 




(白根 雅彦/津田 啓夢)

2011/5/16 12:44