シンプルデザインのスタンダードモデル「L-10C」


L-10C

 「L-10C」は、「L-03B」(2010年3月発売)の後継モデルにあたるLGエレクトロニクス製の折りたたみ型FOMA端末。STYLEシリーズとなる。9月発売予定。

 背面部に大きく配されたミラーパネルがデザイン的な特徴の端末。低価格モデルと位置付けられており、メインディスプレイには約2.8インチ、ワイドQVGA(240×400ドット)、26万色表示のTFT液晶、320万画素カメラを採用するなど、スペックは抑えられている。サブディスプレイは約1.2インチ、128×96ドット表示の1色有機EL(PMOLED)。

 このほか、防水、おサイフケータイ、GPSやBluetooth、エリアメール(緊急速報)などには非対応となる。テレビ電話用の内側カメラも非搭載。一方で、ワンセグやGSMはサポートしている。

 年代問わずに利用できる使いやすい端末を目指しており、本体の幅、操作キー表面面積などの各部で調整を行った。また、カーソルキー上側には4つのワンタッチキーを配置。頻繁に電話やメールをする相手の連絡先を3つまで割り当てられるほか、「My」ボタンからは任意の機能を簡単に呼び出せる。

 雑音の多いところで自動的に音量が上がる「クリアボイス」機能や、大きな文字で表示される「拡大もじ」に対応する。各種電子辞書も内蔵しており、英語・韓国語の日常会話集では一部音声を再生することもできる。日・英語・韓国語対応のメニュー表示なども利用可能。

 2011年夏モデル向けに発表された新サービスについては、50MBのiモーションに対応。もう1つのコンテンツパッケージについては非対応となっている。

 STYLEシリーズ各モデルには、デコメ絵文字は2000種類以上、ゲームアプリや実用系アプリなどがプリセットされる。L-10Cにおいては、若者言葉に限らず「お疲れ様です」といったな年代問わずに使えるデコメ絵文字などを内蔵している。また、専用メールアドレス宛にキーワードやテイスト記載したメールを送ると、そのワードに合ったデコメ絵文字を返信する「スグデコ!」機能にも対応する。

 本体サイズは106×50×15.5mm(最厚部17.4mm)で、重さは約114g。3Gでの連続待受時間は約350時間、連続通話時間は約210分。GSMでは連続待受時間220時間、連続通話時間180分。カラーはBlack、Magenta、Whiteの3種類。

MagentaWhite
Black


 




(津田 啓夢/森田 秀一)

2011/5/16 12:34