金属パネルのスリム防水モデル「K009」


プレシャスブルー

 「K009」は、金属パネルを採用し、スリムなボディが特徴の京セラ製CDMA 1X WIN端末。6月下旬以降に発売予定。オープンプライスとなるが、端末価格はセレクト割なしで3万円台後半になる見込み。

 メインディスプレイの裏側にあたる背面のパネルに金属パネルを採用し、上質感を演出している。メインターゲットは男性だが、幅広い層をサブターゲットに展開される。金属パネルの内側にはLEDが仕込まれ、時刻やアニメーションが表示される。一見してLEDの存在は判別できず、パネルを薄く削ることで光を透過させているという。

 薄さ14.8mmとスリムなボディを実現し、IPX5/7クラスの防水性能も実現されている。数字キーは印字も含め大きなものを採用し、キー部分とシート部分の質感を変更することで押し間違えないよう配慮されている。1GHzのSnapdoragonを採用する。

 「K009」では、京セラ製端末の大きな特徴となっている「すぐ文字」機能も拡充する。「すぐ文字」機能は、待受画面上で数字キーを押下すると、すぐに文字入力できる機能で、入力した文字でネット検索や乗換および地図検索が可能となっている。新バージョンではさらに、ブログアップ機能やTwitter投稿機能、ショッピング検索機能が追加された。ブログアップおよびTwitter投稿機能は、事前に登録することでメールでブログやTwitterを更新する機能となる。

 カスタマイズしたアイコンメニュー画面をワンタッチで呼び出せる「セルフメニュー」キーを搭載する。名刺リーダーやPCドキュメントビューアー、プライバシーフォルダ、ブラインドスクリーンなどの機能が搭載され、このほか、電子辞書、オープンシャッフル、オープン通話、ダウンロードフォント対応といった機能を利用でき、デコレーション絵文字の入力が改善される。

 液晶ディスプレイは3.2インチ、854×480ドット、約26万色表示のTFT液晶を搭載。カメラは約808万画素のCMOSカメラを採用し、顔検出機能などを搭載する。CPUはクアルコムのQSD8650、プラットフォームはKCP 3.2となる。

 ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信、Bluetoothを搭載。グローバルパスポートはCDMAを利用できる。通信速度は下り最大9.2Mbps、上り最大5.5MbpsのWIN HIGH SPEEDに対応する。最大32GBまでのmicroSDHCカードを利用でき、内蔵メモリの容量は約800MB。文字入力機能はATOKとなる。BREW版のSkype auに対応する。

 大きさは約50×111×14.8(最厚部17.1)mmで、重さは約143g。連続待受時間は約240時間、連続通話時間は約210分。ボディカラーはプレシャスブルー、メタルブラック、ルミナスピンク。


メタルブラックルミナスピンク


 




(津田 啓夢/太田 亮三)

2011/5/17 11:18