大容量バッテリーを搭載した「Wi-Fi WALKER DATA06」


 「Wi-Fi WALKER DATA06」は、大容量バッテリーを搭載し、データ共有も可能なHuawei製のモバイルWi-Fiルーター。IEEE802.11b/g/n対応で、3Gデータ通信はWIN HIGH SPEED(下り最大9.2Mbps)をサポートする。6月上旬以降の発売を予定しているが、価格は未定。

 3Gによるインターネット接続を、ノートPCや携帯型ゲーム機など複数のWi-Fi機器で同時共有するための製品。前モデルにあたる「Wi-Fi WALKER DATA05」(パンテック製)と比較して、WIN HIGH SPEEDに対応したのが新たな特徴。通信速度が下り最大9.2Mbps、上り最大5.5Mbpsに向上した。利用料金には「WINシングル定額」が適用される。

 2200mAhの大容量バッテリーを内蔵し、待受時間約40時間、連続通信時間約6時間(Wi-Fi機器1台接続時)。Wi-Fi(無線LAN)側の電波は、電源オン状態であれば常時出力される仕様だが、3G側については無通信状態が続くと出力を自動中断し、省電力化する。省電力モードへの移行する時間は設定画面から変更可能。なお、市販のmicroUSBケーブルやUSB電源アダプターを使って充電できるため、専用ACアダプターなどは同梱していない。

 Wi-Fi接続する際には、AOSSもしくはWPSによる簡単セットアップが可能。バッテリーカバー内部のラベルにはSSIDなどが明記されているので、WPS非対応機器でも手動でセットアップできる。なお、各種設定は一般的なルータと同様、WebブラウザからローカルIPアドレスにアクセスして行う。

 また、WPA2とWEPを同時に利用できるため、セキュリティ設定の異なるノートPCとゲーム機などを混在させることが可能。無線LANはIEEE802.11b/g/nをサポートしており、同時接続可能なWi-Fi機器は最大5台。この機器間で、Wi-Fi WALKER本体に装着したmicroSDカード上のデータを共有する機能も用意されている。

 本体には0.96インチの有機ELを搭載しており、電池残量、3G電波の状態や接続中のWi-Fi機器台数などの各種情報を把握可能。外部メモリは16GBまでのmicroSDHCカードがサポートされる。

 本体サイズは約102×56×15.5mmで、重さは約112g。ボディカラーはホワイトのみ。

 




(森田 秀一/太田 亮三)

2011/5/17 11:24