ソフトバンク、ツインカメラ搭載の「AQUOS PHONE 006SH」


 ソフトバンクモバイルは、ツインカメラ搭載で3D動画を撮影できるAndroidスマートフォン「AQUOS PHONE 006SH」を6月上旬以降に発売する。

 「AQUOS PHONE 006SH」は、フルタッチ型で、ソフトウェアプラットフォームにAndroid 2.3を採用したシャープ製スマートフォン。他キャリアで提供される、ツインカメラ搭載のシャープ製モデルと同等のハードウェアで、4.2インチのQHDサイズ(960×540ドット)のNewモバイルASV液晶ディスプレイ、800万画素カメラ×2、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信、Wi-Fi(IEEE802.11 b/g/n)、Bluetooth 3.0などに対応する。チップセットは、Qualcomm製MSM8255で、CPUはシングルコア、クロック数は1.4GHzとなる。

 ツインカメラでは、3Dの静止画(1920×1080ドット)、動画(1280×720ドット)を撮影でき、「006SH」の3Dディスプレイで楽しんだり、YouTubeへアップロードしたりできる。

 コンテンツ面ではビデオ通話アプリ「Qik(クイック)」、オンラインストレージサービス「Dropbox」のアプリがプリインストールされる。「Qik」は、動画を撮影して同じQikユーザーに送信できるほか、ソフトバンク版の特徴として、Wi-Fi経由であればビデオ通話も利用できるとのこと。また、3D対応のゲームコンテンツとして「Ridge Racer Accelerated for 006SH」もプリセットされる。

 さらに、シャープのオリジナルホームアプリ「ラウンドホーム」に切り替えると、操作時に半球状にならぶアイコンが表示される。たとえば「情報通」というアイコンを選択すると、「Twitter」「Y!ヘッドライン(Yahoo!JAPANのニュース)」などのアプリが表示される。「ビジネス」というアイコンからは、カレンダーやメール、オフィス文書閲覧アプリ、ボイスレコーダーなどのアプリへアクセスできるようになっている。

 このほか「006SH」では、緊急地震速報にも対応する。仕組みは、スマートフォン向けにサードパーティから提供されるアプリとは異なり、ネットワーク側に「CBS(Cell Broadcast Service)」と呼ばれる技術を導入し、スピーディに一斉同報が行われるようになっている。緊急地震速報対応は、ソフトバンクモバイルとシャープの取り組みによって実現したとのこと。

 このほか、「AQUOSファミリンク」と呼ばれる機能では、シャープ製テレビ「AQUOS」シリーズや、Blu-rayレコーダー「AQUOS ブルーレイ」とWi-Fi経由で接続して、録画した番組を006SHで楽しんだり、006SHで撮影した写真や動画をテレビで楽しんだりできる。

006SHプログレスレッド
ホワイトブラック

 大きさは約64×130×13mm、重さは約139g。通信方式として、W-CDMA方式とGSM方式に対応する。3Gハイスピード(HSDPA方式)対応で、下り最大14.4Mbps、上り最大5.76Mbpsで通信できる。W-CDMA方式における連続通話時間は約370分、連続待受時間は約450時間。microSDHCカード対応で、パッケージには、3D動画を収録した4GBのカードが同梱される。ボディカラーはプログレスレッド、ホワイト、ブラックの3色。なお、下り14.4Mbpsで通信できるエリアやサービス開始日は判明していないが、「006SH」発売時期にはある程度明らかになる見込み。

 5月20日から予約を受け付ける。同じく18日に発表された新サービス「カバコレ」に対応しており、同サービスでカスタマイズした背面カバーを注文できる。6月19日までに「006SH」の事前購入予約をすると、「カバコレ」の背面カバー1枚(3480円)がプレゼントされる。

 



(関口 聖)

2011/5/18 15:04